海 Ⅳ 憶ひ出〈mémoire〉 ジャン・ミュジーのアレンジ 



先月(10月)の連休に学生時代の友だちが来たんですニコニコ


でも、yuchanに会いに来るのではなくて、研修に行くから空き時間に会わない?ってことで。


それなら時間と場所に制限あるなーと思って(yuchanがいるトコは買物とか食事がメインで観光となると少し離れたところになるんです)

たら、友だちが「○○神社に行きたい、☆☆に行きたい、○☆でイヴェントやってるぅ~」、と言ってきたので、


あのー、H子ちゃん(友だちの名前)、アナタは研修に来るのでは⁉️

(↑yuchanの心の声)


とツッコミたくなったけど、はるばる来るのだしなるべく希望をかなえてあげたいと思って、とりあえず「いちばん行きたい!」という○○神社に行くことにした。


○○神社は、“遠くではないけど近くでもない”という距離で、ある気象現象が有名なところ。終了時間が無いというのもよかった。

実はyuchanも行くのは初めて。yuchanは「ココに行くためにはこの駅で降りる」まではわかる(ここまでは連れてこられる)のだけど、そこから先がわからない。要するに、超☆方向音痴。

ほんとうなら地元民のyuchanが案内すべきなのに、お客サマ(H子ちゃん)にナビしてもらう有様。

地図が読めないyuchan。

ナビができないyuchan。

「こっちやねん」とか「次の信号、右やデ」(H子ちゃんは大阪人)とか言われる始末。


ようやく○○神社に着いたけど、気象現象が見られるのは年2回(1週間くらい早かった)、そして晴れてないと見られないので(当日は曇り)今回は残念ながら…


でも、かなりたくさんの石段を登りきったあとに振り向くと、遥か遠くに海が見えた。


石段と海に続く道が、一直線になっている。






神社のあとは、“せっかくなので”海に行こう、ということで海まで歩く。


高台にある神社から遠くに見える海を見ていたときに頭のなかに聴こえた音楽が、


「憶ひ出」〈mémoire〉


アニメの「コクリコ坂から」を見たときも、この曲が頭に、浮かんだ。


(たぶん、高いところから海が見えたから?)



憶ひ出〈mémoire〉

大貫妙子 作詞・作曲/Jean Musy 編曲


憶ひ出を

つぶやく あなたの

くちびるは

かすかに震えるだけ


遙かにけむる

記憶の海を

あなたをのせた船が

港へ帰る


鏡のように

光る波間を

見おろす丘を駆けて

腕に抱かれる


遠い日々

みつめる あなたの

瞳には

何も映っていない


再び出会う

ふたりの前に

流れた時が 愛を

さらっていった


さよなら あなた





最後の、「さよなら あなた」のところが、大貫妙子さんがつぶやくように歌うと、〈うわあ~ラブラブラブラブラブラブラブ〉ってかんじだった

(この曲は覚えてるんです🎵)


「憶ひ出」〈mémoire〉はアルバム『Cliché』(1982)に入っていて、前半(A面)は坂本龍一がアレンジ(日本で録音)、後半(B面)はジャン・ミュジーがアレンジ(フランスで録音)。

大貫妙子さんの詞も曲もすごく好きだけど、ジャン・ミュジーの編曲もすばらしい✨


「憶ひ出」〈mémoire〉は映画のワンシーンを想像させるような曲を作りたいとの思いから生まれた作品

(「Cliché」Wikipediaより引用)





ちょっと脱線キラキラ


よろしければ、過去ログを🤗


yuchanは方向音痴

https://ameblo.jp/yuchan1720-2020/entry-12715191274.htm



おまけ
yuchanはオバサンの姿をした招き猫⁉️






〈Cliché〉のA面の坂本龍一のアレンジは、音楽=映画というかんじで音楽で映画をつくっているような、逆に映画を見ているような音楽…
1曲目の「黒のクレール」はまさに、そんな曲。(10/4のブログ「海Ⅲ」に貼ってます🎵)

B面のアレンジ担当のジャン・ミュジーは映画音楽を多く手がけている(フランシス・レイの映画音楽etc.)。
ジャン・ミュジーの〈Cliché〉のアレンジは、音楽=映画というより、写真集の1頁の画像から物語が想像される、若しくは、古いモノクロの1枚(葉)の写真を見て昔を思い出し、そこからストーリーが溢れでてくるような…イメージ。
1枚の写真からでも映画をかんじることがある。切り取られた情景の連続性。
たくさんの色彩をもつのではなく、ワントーンで(モノトーンではない)。
多色ではなく、単色の。
(但し、「憶ひ出」は単色ではなくて、けっこういくつか の色をかんじる)

言葉では伝わりにくいのなら、例えば、写真で言うと、↓こんなかんじ、色を抑えて。

画像お借りしました


♪すきすきすきすきすきすき♪(『一休さん』のOPソング)なyuchanの大好きな写真家の、デボラ・ターバヴィルほっこり音譜
80年代のパルコのポスター
懐かしい、って思う人もいるのでは?
コピーが80年代ぽい。
THE 80年代ってかんじのコピーだけど、嫌いじゃない。
さいきん、気付いたけど、パルコのポスターにデボラ・ターバヴィルの写真がよく使われている。
1985年制作の写真。
『Cliché』は1982年

ジャン・ミュジーのアレンジはまるで↑の写真に音楽が重なって…
ワントーンの色彩に音楽が…


「黒のクレール(reprise)」
(インストゥルメンタル)

↑ジャン・ミュジーのアレンジの「黒のクレール」(曲のみ)

映画が終わり字幕スーパーが静かに流れるといった状況を想像しながら聴いてもらえたら…
(「Cliché」Wikipediaより引用)

 



学生時代の友だちというのは少し話しただけで昔の空気感に戻れるというか…
会わない時間が長くても、それぞれに生活や人生があっても。






(。・∀・。)ノ🍁🎵🍁🎵

短い時間だったけど、H子ちゃんとあちこち行きました。思ったのは、yuchanは自分の住んでるトコ、よく知らないな~ってコト😂


MATANE~🍁🍁🍁









黒胡麻みたいなのは人ですが、知らない方々です。時間は全部同時刻(16:00~17:00頃)