前回は、*おんなのこ映画*女の子リボン


今回は、女性映画監督作品


女性○○っていう言い方は好きではないけれど、女性じゃないと書(描)けない、というものはある、かも?



今回は、



「GO fish」(1994)

監督 ローズ・トローシェ

脚本 グウェネヴァー・ターナー
            ローズ・トローシェ


チラシは正方形で、約18×18㎝


パンフレットは手のひらサイズで、
約11×11㎝


パンフレットから



クイア・フィルム
レズビアン映画
出演者、スタッフは、すべてレズビアン。
スタッフは、ボランティア

撮影は苦労の連続だったようです

90年代はインディペンデント映画がけっこうあったけど、今もそうなんですかね?



ローズ・トローシェのコメントの一部

「」の部分

「GO fish」の成功によって彼女にはメジャーからのオファーが殺到するようなことあったのだろうか?「女性ということで、全然違ってくる。タランティーノのようにはいかないわ。いかに映画業界というものが男によって支配されているか!それにメジャーな映画会社に利用されて駄目になった監督もたくさん見ているし。自分自身でコントロールできなくては意味がない。そういう意味でも、インディペンデントなところで活動を続けるつもり」

「GO fish」パンフレットP.47から引用


今では少しは変わってきてるかもしれないが、30年前のアメリカ映画業界でも女性が、活動するのは大変だったようだ。



「GO fish」

パンフレットから


パンフレット(裏)から(相関図)


レイトショーで見ました


この映画がモノクロ画面なのは予算の関係でもあったけど、ローズ・トローシェ監督がモノクロのざらついた質感が好きだったこともあったらしい。たしかにこの画面の荒さには、魅力を感じる~ほっこり音譜

あと、今は忘れてしまったけど音楽がよかったような覚えがある。




映画の中で、二人が道路上(駅のホームだったかな?)で抱き合うとき、その光景を撮すのではなく、二人の足元を撮す。靴先がぶつかり合うことで、じれったさというか、もどかしさを表している。





ちょっと脱線ドンッ

女性監督ではないけど、レズビアン映画(見てないので、そういっていいかわからないけど)日本映画に「ナチュラル・ウーマン」がある。
原作は、松浦理英子「ナチュラル・ウーマン」
緒川たまきさん(ファンなんです!)が主演してます。

作家の松浦理英子は多作ではないけど、作品を発表するたびに書評欄に採り上げられることが多い。



それから、

レズビアン映画ではないけど。


「苺とチョコレート」(1993)
↑チラシ(本に挟んであってボロボロ)

↓チラシの一部から引用





チラシ(裏)〈NOTES〉より

イチゴ…伝統的に“男らしさ”に重きを置くキューバでは、一般的に女性や子供、そしてマリコン(オカマ、ホモを意味する俗語)の食べるもの、と目される。堂々と苺を食べるディエゴは逆にゲイであることをカミングアウトする勇気ある人間なのだ。

チョコレート…日本では甘いお菓子、という印象のあるチョコレートは、実はビターなオトナの食べ物。これなら公衆の面前で食べても恥ずかしくない、唯一の男性のお菓子とされている。


30年前の映画なので、今は社会情勢や価値観なんかも変わってきてるかもしれないけど、昔は、同性愛者に向けられる視線は厳しかったと思う。






他に、レズビアン、ゲイ(そのものを採りあげているのではなく)関連映画を思いつくまま。(但し、90年代か、それ以前のもの)

プリシラ
アナザーカントリー
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

おまけ パンフレットの宣伝広告 引用
今はもう廃刊だけど、『骰子』っていう雑誌があったなうーん



(。・∀・。)ノうお座 うお座 うお座

『GO fish』の場面で、電話の受話器がスケルトンになっていて、話してるとき受話器の中に入っているビー玉の小さいようなのがコロコロ動いていたのを覚えてます(違ってるかも?←ヘンなとこ覚えてますね~あせる

MATANE~ブルー音符ブルー音符ブルー音符