勝手にママチャリに乗り4歳で左折と右折をマスター

自転車に乗れたのは〇歳

 私は極度のビビり症だったため、親からは「何もできない子」だと誤解されていました。

 しかし、なかなか勇気が出ない性格だっただけで「できる!」と思った瞬間の思い切りは良くて、確固たる成功イメージができ上がっているので、練習しなくても1発で難しいことができたり数回練習すれば失敗知らずかと思ってしまうほど大の得意になったりということがよくありました。

 だから親からは「小学生までに練習して子供用の自転車に乗れるようになればいい」と言われていましたが、どうしても憧れのママチャリに乗りたい! と思ったタイミングで勝手に乗ってすぐにコツを掴みました。こっそり乗っていたので、乗れたと言っても信じてもらえませんでした。

 一度でも失敗して苦手だと思い込んでしまうことが怖かったので、他の人がどうやって覚えたのかとか、自分が間違えるとしたらどういうところなのかとかをよく考えて対策を練ってから取り組む用意周到な子供でした。

 そして、失敗することよりも、苦手だと思ったり嫌いになったりすることが嫌だったので、とにかくできるようになるか楽しいと思えるまでは絶対にやめませんでした。負けず嫌いで強情だと誤解されていましたが、常に柔軟でおおらかな性格でいたかったので、何に対しても受け入れられない気持ちになることが恐怖だっただけで、対戦相手や議論相手が勝ちにこだわっていると分かればわざと負けることがよくありました。それで余計に「勝負事ではいつも負ける頭の悪い子」という印象がついてしまいました。

 その方が頼まれごとも減り幼児らしく世話を焼いてもらうことができたので演技癖もつきました。

 私が初めて自転車に乗れたのは4歳です。

 

 

 

 

 

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