米ぬか洗顔

むかし、石鹸が出来る前、日本の女性は米ぬかで顔を洗っていました。知っていましたか?

 

天然の保湿成分でしっとり洗い上げる

 

昔から石けん代わりに使われてきたのが、米ぬかを袋に入れたぬか袋。米ぬかは、玄米を精米したときに出る表皮や胚芽の部分です。油分やビタミン・ミネラルを含み、肌の汚れを落とすと同時にうるおいや栄養も与えてくれます!

 

特徴として、洗顔料と違って泡立ちません。代わりに必要以上に皮脂を奪わず、洗い上がりの肌はしっとりします。天然素材のやさしさが感じられる、昔ながらの洗顔料です。

 

 

米ぬかでお漬物作りますか?お漬物は栄養たっぷりです☆ぬかにはビタミンB1やカリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。そこに野菜を漬け込むことで野菜の栄養価が格段に高まります。 例えば、きゅうりの生の場合とぬか漬けの場合で比較すると、カリウムは約3倍、ビタミンB1は約8.7倍の量と、ぬか漬けにすることで栄養素の量が増えるそうです。ぜひぬかがありましたらぜひ!一度お試しあれ。

 

米ぬか洗顔の方法

米ぬかを準備しましょう

精米時の副産物である米ぬか。米屋やスーパーなどで入手できます。

 

ガーゼにのせる

米ぬか大さじ1を清潔なガーゼにのせるか、巾着袋などに入れましょう。

 

ぬるま湯でよくほぐし、その湯で洗顔。直接顔にあててマッサージしてもオッケーです。

 

 

⚠️白米のとぎ汁では代用できない

昔のおばあちゃんの知恵として、米の研ぎ汁で洗顔が良いと言われます。残念ながら、精米技術が発達し、現代の白米のとぎ汁には米ぬか成分はほとんど含まれていません。とぎ汁の白濁は米のでんぷん。米ぬかの美容効果は期待できないようです。

 

 

左がぬかから出た色で、右が米の研ぎ汁です。真っ白なデンプンの塊ですね。