ボン・ジョルにちは。
放浪ジュエラー ユカリです。
今日は金属と地名に関する
為になるかもしれない?雑学です。
「プラチナ通り」 って、耳にしたことありますか?
東京都港区、「白金6丁目」交差点から
「白金台」交差点までの区間をそう呼ぶそうです。
プラチナ通り 港区観光協会のサイトより
このあたりの
「白金 (しろかね) 」 という地名から、
「プラチナ」 の名前がついたのでしょうが、
いいですか?
本来、
この2つには何の関係もありません。
あえて通りに金属の名前をつけるのであれば、
ここは 「プラチナ通り」 ではなく
「〇〇〇〇通り」 とすべきなのです。
これは後で説明しましょう。
まず、プラチナと関係があるのは金属の「白金」です。
和名で 「はっきん」、と読みます。
「白金」 という表記を見た人の中には、
“プラチナ=ホワイトゴールド” と
勘違いする方も少なくありませんが、
プラチナとホワイトゴールドは、全く別の金属です。
な~ぜ、こんなややこしい事に…?
江戸時代の蘭学者が、
当時、オランダ語の単語 witgoud を、
wit = 白、goud = 金、とそのまま訳してしまったので
プラチナの和名が 『白金 はっきん』 となりました。
話は変わって、
現在の品川区上大崎2丁目、
このあたりは、旧地名を 「白金長者丸」 といいました。
詳しくは youtube 品川区公式チャンネル をどうぞ!
この、「白金長者丸」 の名前の由来でもある人物は、
現在の港区・白金エリアを開墾し、「銀」で財を成したのでした。
よって、港区・ 「白金 (しろかね) 」 は、
「白金長者丸」からきた「白金 = 銀」を意味する地名なので、
歴史を正しく読むならば、
現在の 「プラチナ通り」 は、
「シルバー通り」 と命名されるべきだったのです。
【 本日のポイント 】
白金 (はっきん) は、プラチナ
白金 (しろかね) は、銀・シルバー
「白金」を軸とした、
プラチナ、シルバーの関係はざっくり説明しましたが、
では、「プラチナ」 と 「しろかね・シルバー」 の直接の関係は?
これもまた、間違いからきたややこしい関係なのです。
それについては明日、お話しましょう。
あなたのお好みのジュエリーは、はっきん? or しろかね?
読んでいただきありがとうございました。