今日は早朝に名古屋市中川区倫理法人会のモーニングセミナーで、
地元の老舗企業の経営者の講話から経営堂を学びました。
講話を聴きながら、自身の事業に適用できる気づきとアクションプランがざくざく出ました。
その後ホテルに籠って、二冊目の本の原稿を書いています。
今度の本のテーマは、タイムマネジメント、時間管理。
本の中で、一日の時間の質を上げるために、朝が始まった一番の時間価値を上げる
方法をシェアしています。
何事も、始めが肝心。
講演やプレゼンでは、聴衆の前に立った瞬間のたたずまい、そして口から発する最初の一言。
人と会ったときは、自分から積極的に投げかける先手の挨拶。
文章は、出だしの一文。
そして、一日の初めは、朝目が覚めた時。
その、始めの大切さを、武道を通じて実感する文章に出会いました。
合気道の稽古に出たときの自分の姿を思いだして、自己評価が起きました。
あなたは、何を受け取りますか?
道友よ、空手の稽古は「始めよければすべてよし」と心得るべし。
午後7時から稽古。
君は間に合うように道場に向かうだろう。このとき、是非とも心がけてもらいたいのは稽古の開始時間の30分前には道場に入れということである。
開始時間に遅れてはならないことは勿論、十分に余裕を持って道場に入らなければ、あたふたとしたその慌ただしさが稽古の最後まであり続け、せっかくの心身の錬成の時間が何割引かされてしまう。
道場に着いたら、君は先に来ている道友にきちんと礼を尽くさなければいけない。
長幼の序を重んじ、礼を尽くすことは空手道の大前提である。これができないのであれば、君は空手をやって何かを習得できる人間ではないから、道場に来る必要はない。
脱衣は脱いだ衣服を丁寧にたたみ、所定の場所にきちんと収納すべし。
もし、君が稽古中に絶命したら、君はその脱いだ衣服のありようをもって生前の人品を推し量られるのだよ。
道着は端正な着つけを心がけなさい。そして帯もきりりと格好よく締め、凛々しく結ぶこと。
何なら鏡でうまく着れたかどうかをチェックしてもいい。
これはおしゃれではなく、死に装束の点検なのだよ。
準備ができたら、目を閉じて深呼吸を何回か行いなさい。
そうすると、心が落ちつく。用便もちゃんと済ますべし。闘いの最中にトイレに行く暇などない。
すべて得心のゆく状態にできたら、さあ、稽古だ。
そのとき、君は準備万端整え、道場という死地に赴く戦士になっている。
そうであるならば、死んでも悔いはあるまい?
そこまでできれば、稽古は思いがけない豊穣の稔りを君にもたらしてくれるだろう。始めがちゃんとできれば、あとはドミノ倒しだ。パイは最後まできれいに倒れてくれるさ。
武道というものは、初手がすべてを制す。後手をあてにしてはいけない。
「始めよければすべてよし」とはそういう意味である。
http://ameblo.jp/kunisaki1/entry-11276965611.html