札幌市中央区大通にある

カウンセリングオフィスプログレス

向裕加(むかいゆか)の

 

 

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vol.439

 

 

 

 

昨日

Facebookのタイムラインに

 

 

2年前のこんな投稿が

上がってきました。

 

 

 

 

 

 

2年前の2018年の12月

認知行動療法のメッカである

フィラデルフィアにある

 

 

 

Beck Institute for 

Cognitive Behavior Therapy

 

 

 

に出向いて

トレーニングを

受けてきたのですが

 

 

ちょうど2年前の昨日、

研修の申し込みを

していたんですよね。

 

 

 

 

「もう

 あれから2年も

 経つのか…」

 

 

と懐かしく

思いました。

 

 

(この他にも2グループありました。

 車椅子の男性がメジャーな教科書には必ず出ているという

 かの有名なAron Beck博士‼️)

 

 

 

 

ブラジルや南アフリカ、

イタリアやイギリス、

 

 

全米各地から集まった

受講生たちとインテンシブで

 

 

かつ有意義な3日間を

過ごしましたが

 

 

そこで私が得たものは

 

「やっぱり

 これは違う」

 

という違和感でした。

 

 

 

 

 

 

認知行動療法は

私がカナダ留学中の

20年前ほどから

 

 

北米では

メジャーな心理療法の

アプローチでした。

 

 

 

 

従来の心理療法は

職人技的なところがあって

 

 

しっかりとした方法論が

確立されていませんでしたし

 

 

それに伴って

科学的なエビデンス

(根拠)が立証できない

 

 

ということが

大きなネックに

なっていましたが

 

 

認知行動療法は

理論体系に基づいて

 

 

しっかりとした方法論が

確立されている上に

 

 

科学的な研究を通して

その効果が立証された

 

 

エビデンスがある

心理療法として

 

 

注目された

アプローチでした。

 

 

 

 

私が帰国した20年前は

日本ではほとんど

取り入れられて

いませんでしたが

 

 

この10年ほどで

日本でも一気に広がって

 

 

最近では

書店でもたくさんの

認知行動療法に関する

本を目にしますし

 

 

医療機関では

保険点数化されている

心理療法にも

なっています。

 

 

 

 

私自身も

認知行動療法を

専門としている

 

 

東京で開業している先生が

開催するワークショップに

 

 

東京まで何度も足を運んで

勉強していましたが

 

 

いくら勉強しても

 

 

「なんか違う」

 

 

…と

しっくりこないものを

ずっと感じていました。

 

 

 

 

 

 

それでも

勉強をし続けてきたのは

 

 

認知行動療法が

世界的なトレンドで

メジャーな心理療法だから

 

 

「勉強すべき」

 

「認知行動療法が

 できるように

 ならねばならない」

 

 

という「考え」が

私の頭の中にあったから

なんですよね〜。

 

 

 

 

 

 

ただ、この年は

 

 

この認知行動療法の

トレーニングだけでなく

 

 

スキーマ療法、

感情焦点化療法、

そして

マインドフル・セルフ・コンパッション

 

 

…と

 

 

創始者や

その領域の最前線で活躍する

素晴らしい講師たちから

 

 

心理療法の

トレーニングを受けたり

自分自身が体験したりする

機会があった1年でもありました。

 

 

 

 

上記のアプローチは

全て感情に焦点を当てて

 

 

「今、ここ」で

何が起こっているのか?

 

 

という

体験を重視する

アプローチ

 

 

トレーニングを

受けている最中、

何度も何度も

 

 

「腑に落ちる」

 

 

という体験を

積み重ねたんですよね。

 

 

 

 

 

 

「腑に落ちる」の

「腑」とは

 

 

内臓

 

 

を意味します。

 

 

 

 

つまり

「腑に落ちる」とは

 

 

体全体で

深く納得できたときに

生じる身体感覚

 

 

 

 

そうやって

身体全体の感覚として

落とし込めてはじめて

 

 

納得できるもの

なのです。

 

 

 

 

つまり

頭でどれだけ理屈を

理解していたとしても

 

 

この身体感覚なくしては

真の意味での

「納得」はあり得ない

 

 

のです。

 

 

 

 

そういった意味では

私にとっての

認知行動療法は

 

 

方法論など

その理屈を

頭で理解していても

 

 

それを

「腑に落ちる」という

 

 

身体感覚まで

落とし込めるだけの

 

 

何かを

感じられなかった

ということ。

 

 

 

 

どおりで

どんなに勉強をしても

しっくりこないワケですよね。

 

 

 

 

正直なところ

「時間を無駄にしてしまった」

という感覚は

往々にしてあります。

 

 

 

 

私自身も

頭デッカチに

なってしまっていて

 

 

身体感覚や感情のパワーに

気づくことすらなかった。

 

 

 

 

どこかで

「違和感」を

感じながらも

 

 

自分の身体感覚を

信じることよりも

 

 

頭の中にあった

 

 

「認知行動療法は

 世界中の多くの人が認める

 アプローチだから

 間違いないはずだ」

 

 

という理屈で

自分を無理矢理

納得させようと

していたんでしょうが

 

 

身体には

誤魔化しがきかない

…ってことなんだ

と思います。

 

 

 

 

これは

クライエントとの

セッションでも

 

 

同じことが

言えるんですよね。

 

 

 

 

理屈っぽく

頭でアレコレ考えているうちは

前に進めないのですが

 

 

自分自身の身体の感覚を

つかめるようになった途端に

セッションが前に進み出して

 

 

「腑に落ちる」

という体験が出てくると

 

 

その人自身のあり方にも

変容が起きはじめるのを

何度も目にしています。

 

 

 

 

ただ

私たちは幼い頃から

 

 

自分の身体感覚を

感じないようにと

仕向けられています。

 

 

 

 

誰もがやったことのある

「前ならえ」。

 

 

 

 

 

 

自分の「疲れた」という

身体感覚に従って腕を下げると

 

 

大抵の場合、

叱られちゃいますよね?

 

 

 

 

叱られないように

するために

 

 

「疲れ」を感じないように

感覚を麻痺させることを

 

 

幼い頃から、私たちは

学習させられてます。

 

 

 

 

なので

 

 

「身体感覚が

 わからない」

 

 

というのも

無理はありません。

 

 

 

 

私たちが体験する

様々な感情は

 

 

私たちが生きる上での

方向性を示してくれる

 

 

コンパスのような

役割をしています。

 

 

 

 

 

 

そんな

大切な役割を

担っている感情は

 

 

実は、身体感覚として

私たちの身体の中に

宿っているんですよね。

 

 

 

 

 

 

身体感覚が

失われた状態は

 

 

感情へのアクセスをも

失った状態であり

 

 

感情へのアクセスがない

ということは

 

 

私たちは生きる上での

方向性を示してくれる

コンパスを失った状態

 

 

であると言っても

過言ではないのです‼️

 

 

 

 

どおりで

多くの人が

 

 

「どうしたらイイのか

 わからない!」

 

 

と悩むワケですよね。

 

 

 

 

セラピーや

カウンセリングは

 

 

そういった麻痺した

身体感覚を回復して

 

 

感情という名の

コンパスへの

アクセスを可能し

 

 

自分らしく生きる上での

方向性を獲得するのを

お手伝いするプロセスです。

 

 

 

ひとりで頑張らずに

私にお手伝いさせてくださいラブラブ

 

 

公認心理師/臨床心理士
向 裕加(むかい ゆか)

 

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