愛車90000キロ突破 | ゆびさんのごはん

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今日もごはんがおいしいのが一番です。

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子供の頃、うちには車が無かったから、世界がすごく狭くて、自分がすごく小っぽけだった(子供だったしね)。ピアノの発表会で小牧勤労会館(私の家は名古屋市北区)に友達の家の車に乗せてもらって連れて行ってもらった時、「あぁ、もう一生こんなに遠くへ来ることはないな」と、窓から見える景色を目に焼き付けておこうと必死だった。遠足とか修学旅行とか、今で言うと海外旅行並みに緊張して、「冥土の土産じゃ」とか思ってた。
車の免許を取るなんて、大学受験以上のイベントだったかもしれない。車校で事故も経験し、教習は各段階、ヒトの2倍の回数ずつ受けてクリアし、免許を手にした時は、本当に嬉しかったけど、同時に「私なんかが車に乗って公道を走っていいのだろうか?」と、半信半疑だった。だから、初めて中古で買った車のナンバーが一桁だった時は、「私の車の跡をつけやすくして、運転にケチをつけて、早々に免許を取り上げようと言う愛知県警の策略だな。私はもうマークされているんだ」と本気で思っていた。
車がない家なので、特に母親は、私が免許を取って、車を買うことに大賛成で、あちこち乗せて行け、と頼まれて、半分イヤイヤだったけど、半分はいろんなところへ行けるのが本当に楽しかった。大学にも車で通学するようになって、バイトのシフトも組みやすくなって、時には大学を通り過ぎて、豊田や知多半島の方まで遠出をして、あの頃は本当に車に乗るだけで楽しかった。
社会人になっても、車がなければ生きていけない、みたいな暮らし。2台所有し通勤したこともあった。今の職場に転勤したばかりの頃、ストレスから2日連続で前方不注意で前の車に衝突したり、何度も左後ろに傷をつけたり。
本当に、車が私の世界をぐーーーーーーんと広げてくれる車。
今の青い車は3代(台)目。スピッツはあまり好きじゃないけど
君の青い車で海へ行こう
置いてきた何かを見に行こう
みたいな歌は、好き。私の車がただ、青いってだけなんだけど、テーマソングのような気がする。

もっと大切に乗ってあげなきゃいけないと思ってます。
もっときれいにしてあげなきゃって思ってます。
オレンジ色のランプが点いてもすぐに給油してあげなくてごめんね。
お金をケチって、点検を怠ってごめんね。
3列目に乗った人達が「狭い」って文句を言うけど、気にしなくて良いよ。
傷を治してあげなくてごめんね。
植え込みくらいなら磨ってもいっかー、って思ってごめんね。
今年の初めくらいに、買い替えよっかなー、って少し思ってごめんね。

でも、私は私の青い車が大好きで、誇りです。誰が何と言おうとカッコいいと思っています。いろんな幸運や偶然を運んでくれてありがとう。90000キロも走ってくれてありがとう。90000ジャストで写真撮ろうと思ったけど、今日も走りが快調で気づいたら4舛曚媛瓩てました。これからも、私を乗せていろんな所へ連れて行ってください。