年も明けてからもう9日が過ぎようとしているのに、今更クリスマスの話かい!とお思いのあなた。
まぁしょうがないじゃないですか。
去年は小田さんの特番は二つやっていました。
春先に『風のようにうたが流れていた』。
そして『クリスマスの約束』。
去年クリスマスの約束をやらなかった代わりに『風のように~』があったのですが、ちゃんと年内中に数合わせしてくるなんて、小田さんは律儀な人だなぁと思いました。
そこで目に留まったのは、『清水翔太』さんでした。
彼が『この日のこと』という楽曲を歌っているインスタが実は今回は重要な要素だったと小田さんが語っていますが、『この日のこと』というのは、2001年(僕は中学生でリアルタイムで見てた)の最初の放送に書き下ろされた、小田さんの未発売の楽曲です。
おそらくは日本グラミー賞構想までさかのぼると思うのですが、アーティスト同士尊敬しあって同じステージに立つ、という目標を掲げて始まった番組も、2003年にゆずやミスチルの桜井さんが来るまでは誰もゲストに来ず、それでも小田さんが自分が取り上げたい楽曲を丁寧にカバーするという、おそらく過去に無かったくらい何の打算もなく真摯に音楽に向き合う、という稀有な番組で、ここ数年はメンバーも増えてきて風物詩化していましたが、清水さんのキッカケによって、たぶん見る方も『ああ、そういうものだった』と再確認したし、それを他の誰でもない清水さんがやった、という事が、今回は非常に価値がある事だし、きっとご本人もその『稀有なるもの』を肌に感じていたんだと思います。
ちなみに清水さんは、僕の偏見でずっと和R&Bやヒップホップの人だと思っていましたが、めちゃくちゃ丁寧に歌い上げていてとても好感をもちました。
今年のクリスマスの約束をまた楽しみにしながら、今年も頑張りますかね。
小田和正インタビュー たしかなこと
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