ゆぶブログ ~ ねこのしっぽ巻き~

映画を観終わったら
このキャッチコピーは沁みる。
彼女がタクシー運転手に託しのは
人生の道しるべ。
それがこの映画だけど
この映画自体は
山田洋次から倍賞千恵子への花束。
それを
数億円かけてやる
山田洋次のかっこよさよ。
いい男だわ
山田洋次って。
キムタクが運転手なら
そりゃ恋をするよね。
今夜は横浜のホテルに泊まりたい
と言った彼女の言葉が
それをしめしている。
そして
キムタクが流した涙は
きっと失恋の涙だ。
素晴らしいラブストーリーを
撮ったね
山田洋次は!!

スピルバーグが狂ったように3回観た
というので
さっそく期待値マックスで鑑賞。
あれ?
つまんない……
うわっ!
終わった……
長かった……
これが感想。
でもね
家に帰って振り返ってみると
ああ
これって
父親がなりふりかまわず
娘を救いだそうとする
無茶苦茶いい映画じゃん
となったわけです。
もしかして
スピルバーグも
そうだったんじゃない?
そして
2回目観たら
超感動して
さらに
居ても立ってもいられず
3回目を観たって感じじゃない?
でもまあ
1回目で超感動させないとね。
キャッチコピー変えたら?
ワンバトルアフターアナザーは
闘争また闘争
と字幕されていた。
これは、
闘争劇のフリをした父走劇。
俺なら
こうするけどね。

