みなさん、こんばんは。
私が書いた源氏物語も残りわずかとなりました。
宇治の恋物語を描いた『紫にそまる恋』も本日をもって二百三十七話を迎えました。
本編光る源氏の君のお話は四百話でまとめましたが、オリジナルに近く創作を盛り込んだ宇治編はあと三十話~五十話ほどで書き終わりそうです。
光る君編では紫の上を始めとした女人達の心情を中心に源氏という男性像を浮かび上がらせるという観点で書きましたが、『紫にそまる恋』は薫という男性の心理を中心に描きました。
もちろんわたくしは女性ですので、男性の心理を本当に理解はできません
また、たとい多くの恋愛経験があり男性の心理を知り尽くした女性でも、本当の処の男性の心理を把握するのは難しいのではないでしょうか。
それほどに男性と女性とは考えも違いますし、感じ方も違うと思うのです。
ですからわたくしの描く宇治の恋物語では、多分薫はわたくしのこうあって欲しいという男性像になっているかと思われます。
そうかといって、わたくし自身は薫のように自分を明かさず、思い悩む男性というのは苦手ではあるので、わたくしの理想ではないという複雑な感じですね。
ともあれ、これで650話近く源氏物語を掲載したことになりますね。
原稿用紙にすると現段階で3400枚ほどになります。
まるまる二年・・・、長かったような短かったような。
二年も続けていると、文章を書いているうちにとても勉強になることが多くありました。
始めはとても拙かったですね。
宇治の物語ではわたくしの言葉が多く出てきて主観もふんだんです。
前半と根が同じとは思われないほどにテイストも変わりました。
話は逸れましたが、『紫にそまる恋』を書き上げた段階で、わたくしは個人的にオリジナルを書き上げようかと思う次第なのです。
それはブログに掲載の予定はないのですが、源氏を書いているうちに出来上がったプロットを形にしようと思ってのことです。
つきまして三番目の枠には二年の間に新しい読者の方もいらっしゃいますし、過去に書いた物を再掲載などしようかと考えております。
そして、四番目のブログに本来のジュエリーデザイナーとしての読み物を掲載しようと考えました。
源氏物語が終わるまで、今しばらくの間お付き合いくださいませ。
ゆかり
