日本はじめて小話 ~蒔絵(まきえ) | YUKARI /紫がたりのブログ

YUKARI /紫がたりのブログ

ブランドジュエリーを扱っております。
『Hulchi Belluni(フルーチ・ベルーニ)』ショップインショップ
大阪:あべのハルカス近鉄本店 11F宝石サロン
東京:東急吉祥寺店 8F宝石サロン
『龍ノ鱗』
大阪:あべのハルカス近鉄本店 11F宝石サロン

本日最終日は蒔絵(まきえ)についてお話します。


紫がたりのブログ-高台寺蒔絵

 (高台寺蒔絵/秋草模様)

 
蒔絵
漆器に金を播いて模様を表した細工のことをいいます。

漆器そのものは、日本以外の東南アジア諸国で多く確認されていますが、金を播くという技法は日本独自のものです。


匠の技をもって、宇宙を思わせる深い黒に艶やかな金の模様を施した美術品に等しいものを作り上げたのは日本の文化といっても過言ではありません。


当時ヨーロッパには黒い器というものがなく、この深い黒に魅力を感じたようです。


漆はその昔『ジャパン』と呼ばれていました。


それが我が国の呼び名になったということには、かのマルコ・ポーロが関係しています。


西洋には「ジパング伝説」なるものがありました。

その「ジパング」という国は黄金でできているとか、いないとか・・・

『東方見聞録』マルコ・ポーロは東の果てにを黄金の国があると表しています。

黄金に憧れる異人たちは、この蒔絵の美しさに魅せられ、我が国を『ジャパン』と呼んだということです。


では蒔絵の美しさに最初に目をつけたのはだれかというと。。。

フランシスコ・ザビエルを筆頭とした宣教師たちなのでした。


彼らが最初に目にした蒔絵京都・高台寺の蒔絵だと言われています。

ここにある蒔絵豊臣秀吉(また秀吉さんですね)ゆかりのもので、秀吉は天下人たるにふさわしくと、絢爛豪華な蒔絵を愛好していました。


宣教師たちはこの壮麗な蒔絵に感嘆し、キリストやマリア画を納める厨子や聖書を広げる書見台、聖骸を納める箱などの祭具を蒔絵で作らせました。


スペインの小さな村の教会に今も当時の蒔絵の箱が伝わっています。

彼らは教会にあるべき聖なるものを納めるのに、この蒔絵が相応しいと考えたのです。


またヨーロッパの貴族たちにも蒔絵は大変愛されました。

かのマリー・アントワネット蒔絵の机や箱を愛用していたということです。


明日からは歴史上有名なダイヤモンドをご紹介します。。。


ペタしてね  読者登録してね


優美和がたりの商品をご覧になりたい方は…

こちら→  http://www5.ocn.ne.jp/~aoi-1108


優美和がたり 取扱い店舗 ~

東京 渋谷 東急百貨店 本店

5階宝石サロン

  東京都渋谷区道玄坂2-24-1

     TEL03-3461-3119

大阪  芝翫香 本店 

  大阪市中央区南船場4-3-2 御堂筋MIDビル

      TEL 06-6251-9091

http://www.shikanko.co.jp

九州・宮崎  日高時計本店 

  宮崎市橘通西3丁目10-24

      TEL 0985-26-1101

http://www.hidakahonten.jp