本日の名工の逸品は『清雅(せいが)』です。
PT900
パール 12.2ct
ダイヤモンド 0.80ct
この作品は大ぶりの真珠をメインに作ったものです。
真珠は和装に相性が良く、島国である我が国では、海の恵みとして、昔から好まれてきました。
この清楚な様子が日本人の好みにぴったり合うのでしょう。
この作品は真珠を果実のような見立てで、アシンメトリーに仕上げてあります。
ラインが美しく、真珠が引き立つようなデザインですね。
真珠の清らかな輝きは決して主張しすぎず、かといって存在感を見せつける、絶妙な帯留が出来上がりました。
どのようなお着物にも似合うでしょう。
写真は帯留めの状態で撮影してありますが、ちゃんとブローチにもなるよう細工が施してあるので、洋装でも大丈夫です。
実はもうこのような細工物を作れる職人さんがいないと思われます。
ご本人たちはかなりご高齢である上に、需要の減少から後を継ぐ職人さんもいなくなってしまいました。
いずれ美術館に展示されてもおかしくはない作品ばかりですが、時折百貨店の展示会などに貸出されているので見る機会もあるかもしれません。
もしご購入希望の方があれば、私どもから販売できますので、価格などお問い合わせください。
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