本日ご紹介する名工の逸品は『白鳥(はくちょう)』です。
PT900/K18
オパール 4.86ct
ダイヤモンド 0.11ct
この作品はコレクションのなかでももっとも可愛らしいものです。
しかしおおぶりのオパールがあしらわれているので、豪華さが際立ちます。
様々な柔らかい色合いがちらちらと光り、表情を変えるのがオパールの魅力ですが、白鳥とあいまって清廉な印象を与えます。
嘴と水掻きはイエローゴールドで細部にわたってもしっかり細工され、得意の手彫りで白鳥の胴部分と翼の部分が美しく表現されています。
水辺で長い首を振り振りして翼を伸ばす一瞬の形は躍動感も感じさせる素晴らしい作品です。
写真は帯留めの状態で撮影してありますが、ちゃんとブローチにもなるよう細工が施してあるので、洋装でも大丈夫です。
実はもうこのような細工物を作れる職人さんがいないと思われます。
ご本人たちはかなりご高齢である上に、需要の減少から後を継ぐ職人さんもいなくなってしまいました。
いずれ美術館に展示されてもおかしくはない作品ばかりですが、時折百貨店の展示会などに貸出されているので見る機会もあるかもしれません。
もしご購入希望の方があれば、私どもから販売できますので、価格などお問い合わせください。
メールアドレス aoi-1108@mist.ocn.ne.jp

