今日のお話は知り合いのジュエリー職人さんのお話です![]()
ジュエリー職人さんと一言でいっても、原型師や加工専門、石留め専門など様々です。
彼は専門学校を出て、石留め、サイズ直し等々加工の仕事も幅広く請け負い、腕もいいので安定した収入のある人です。
ジュエリーはもともと好きで、いずれ作りの勉強をして自分でデザインしたものも作れれば、と向上心一杯の彼ですが、その前に大好きな彼女と結婚
するという夢がありました。
彼は前々から彼女には自分で作ったブライダルリングをプレゼントしたいと思っていたようです。
彼女の好みも指輪のサイズもわかっています![]()
あとはそれをうまく作りたいところですが、手作りは専門学校時代にちょっとやったくらいです。
普通の指輪というのは原型を作り、型をとるようなかたちで量産されます。
ですが、一個の手作りとなると作り方も異なってきます。
彼は知り合いのバイヤーにダイヤモンドを売ってもらい、原型などを担当している同僚に教えてもらいながら一生懸命に一つのリングを作り上げました。
何度も失敗したのと、仕事が終わったあとに少しずつ作っていたのとで、完成までに三か月もの時間を費やしましたが、ようやく納得いくものが出来上がりました。
彼女には指輪を作っていたことは内緒だったので、内心ドキドキで指輪を差し出すと、彼女は驚きと感激で瞳を潤ませたそうです。
幸せですね![]()
こんな心からの贈り物
は彼ならではですが、最近は彫金教室やジュエリークラフト教室でオリジナルリング制作を指導してくれるところもあるようです。
二人で思い出を作りながら、一緒に結婚指輪を作るなんていうのも素敵ですね![]()


