関東でも梅雨入り宣言が雨(・∀・)雨

昨日、思わず見入ってしまったのが、
NHKで22:00~放映されていた「プロフェッショナル 仕事の流儀」です。

瀬戸内海、広島県の大崎下島で営む時計職人、松浦さんを紹介していました。
松浦さんのところには年間300ほどの時計の修理が全国から舞い込むそうです。

どれもこれも、他では断られたような品ばかり。
なかには、錆がひどくふたが開かないものもあります。

最初は「こりゃひどい」と苦笑いの松浦さん。
それでも『どんな時計でも、常に最善を尽くす』ことを信条に、全身全霊で修理にとりかかります。
1個の時計に6時間以上かかることもΣ(・ω・ノ)ノ!
それでも、自分が逃げたら、この時計の寿命は終わってしまうと、絶対に投げ出しません。

松浦さんのところに修理に出された時計。
持ち主は病気を煩い、手足が不自由な状態が続いています。
この時計が動いたら、また自分も元気に戻れるような気がする、と最後の望みを松浦さんに託しました。

そんな持ち主の想いと向き合うように、時計の修理と誠心誠意向き合う松浦さん。
錆ついていた時計を一つひとつ丁寧に、直していきます。

そして、ついに時計の針は動き出します。
止まった時が動き出す時、持ち主からも思わず笑顔がこぼれました。
「わたしの人生もまた動き出しますよ」
ほんとうに素敵な表情で、奥様もとても嬉しそう。


松浦さんは言います。
「時計の一つ一つについて誠心誠意向き合う。当たり前のことをきちんとこなすことがプロフェッナルじゃないかな」

経験と類稀なる腕を持っている職人、松浦さん。
それでも、謙虚に日々の仕事に取り組む様子は、日々の蓄積こそ偉大なりと感じました。

当たり前のことを当たり前にこなす。
シンプルな言葉ですが、実践をすることがとても難しい。
それを実践できるのがプロフェッショナルなんですね。