ユビタマゴ社長、コロナに挑むその6(開発部誕生)
1987年、父は社内に開発部を作ります。
発明学会で知り合った発明マニアを開発部長として迎え、さらに自社商品の開発に意欲を燃やします。
これは、自転車盗難防止装置その名も「盗る鳴る」
自転車泥棒が自転車にまたがります。
するとサドルの沈み込みを感知して大音響が響き渡ります。
持ち主は4桁の暗唱番号を解除して乗ればブザーはならない仕組みです。
これが某大手自転車メーカー様の販売店に置かせてもらえ、
父と開発部長は読売新聞の一面に載ったりしました。
そのほかの力作
これはカード型のゼムクリップ、伊東屋様や東急ハンズ様に扱っていただきました。
これはカード型のキー、
富士急ハイランドで屋台出して売ったりしました。
これは自動車の締め込み防止のキー「メロピカ」
落とすと鳴って存在をアピールする「落センサー」
いろいろ、いろいろ作りました。
しかしなかなかヒットにまでは至りません。
私はというとそんな父の苦労を傍目に、受注生産、下請けの仕事に勤しんでおりました。
で、そんな中、父が癌で亡くなります。
つづく。
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