【観光】 八田與一ダム(烏山頭ダム) は行くべきよ (台南) | ドカ日和

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ひとり旅と幼児連れ家族旅の記録。

【2012年GW 台湾ひとり旅(関子嶺&八田與一)】


関子嶺温泉を後にし、台北に行く前に、

嘉義から八田與一ダムに行く。


関子嶺→嘉義(1時間) (バス) 81元
嘉義→隆田(30分) (台鉄) 56元

隆田→嘉義(30分) (台鉄) 56元
嘉義→台北(4時間) (台鉄) 598元


まずは、台鉄の隆田駅を目指す。


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嘉義からは各駅停車で30分の旅。


隆田駅に着くと、駅前ローターリーに

タクシードラーバー集団が待機してる。


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全員カタギに見えないイカツイ系だ。

怖いぜ!


そこにフラフラと近づいて、

一番優しそうな顔付きの若者ドライバーに


「我想去烏山頭水庫(八田與一紀念館)

「我想到達隆田車駅14:45」


と、ダムに行きたくて、14:45に隆田駅に戻りたい

旨の内容のメモを見せると、

若者ドライバーではなく、最もイカツイおっさんが

慣れた手つきで「700元」と書いてきた。


どうやら、客乗せ順番があるらしく、

私の番は、この最もイカツイおっさんらしい。


で、促されるままイカツイおっさんタクシーに乗り込むのであった。


おっさんは英語も全くNGらしく、

静寂に包まれる気まずいタクシーで20分弱、

公園に着いた。

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おっさんはエントランスでリーフレットを手に入れると、

そこに載ってる地図を使いながら、

手振り身振りで公園内をこういう順序で周ろうと思う、

的なことを言って来た。


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おっさん、笑顔も優しい良い人だと解かって一安心。


まずは、八田與一にご挨拶。

その後ろには、夫妻の御墓がある。

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戦前から台湾の為に尽力し、偉業を成し遂げ、

人格から台湾人からも親しまれ、

死後も台湾人から大切に想われ続けている、

まさに台湾と日本の架け橋とも言える御方。

日本では誰もが知ってるという有名な人ではないけれど、

日本人として知っておくべき偉人。

タクシーのおっさんも手水舎で清めて挨拶してくれてた。


八田與一の視線の先には、ダムがある。

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このダムは、別の場所から間近に見れるんだけど、

本当に本当に美しいダムなのよ。


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天候に恵まれたのもあるけれど、本当に美しく、

このダムが日本と台湾の絆のひとつかと思うと

なんかすごく感動した。


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雰囲気というか空気感もすごく気持ちが良くて、

本当に来て良かったと思った。


そして、紀念館へ。

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中は、カメラ禁止なんだけど、八田與一の紹介ビデオ(日本語)と、

ゆかりの品々が展示されている、とてもこじんまりとした資料館。


ゆかりの品々は生活感のある身近な品ばかりで、

興味深く見れた。ビデオも良かった。


だから、この資料館はオススメ。


そして、そのすぐ脇にある放水口は、

妻の外代樹が夫の後を追って身を投げた場所、、、。


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戦後、日本人が全て台湾を去らなければならなくなった時、

夫の傍から離れない、という想いから身を投げた。


そして、その近くにも連れて行きたい場所があるようで、

タクシーのおっさんに付いて行く。


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おっさんは、こうやって車を降りて、色々と丁寧に案内してくれる。

本当に良い人。


着いた先は、ダム建設で亡くなった人々の慰霊碑。

手を合わせる。


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そして、最後に新しく出来た記念公園に行く。


ダムから離れた一画にあって、

新しいだけあってすごくキレイな敷地。


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建設当時の家屋を再現した施設と、

八田與一の記念館みたいのがある。

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記念館の内部は、映像と音楽で表現、

みたいな若者感性のオシャレな内容。


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抽象的な感じというか、芸術的というか、

ダム近くの資料館とは全く違う感じで、

私は資料館の方が好きかな。


あと、常時電気代を喰ってるであろうこの施設の

ランニングコストが気になる。。。


家屋は、内部見学出来るんだけど、

時間指定があるため、今回は時間を逃して入れず。

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でも、外観や庭は好きに見て回れるようにになってる。


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八田與一の家は、一番大きくて、

洋風のベランダも付いていてオシャレな感じ。


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庭は、各家、充分にある感じ。


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かなりガチな再現で、すごくコスト掛かってる感があるし、

見学時間以外は、メンテナンススタッフが、

いろいろお手入れしてたりして、

こちらもすごく維持費が掛かる感じ。


お土産屋さんはあるけれど、

品揃えに統一感とかは無い模様、、、。


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他、絵馬コーナーもあって、絵馬はお土産屋さんで売ってた。


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他、元首相の森さんが寄贈した桜。


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と、こんな感じで、キレイで気合いの入った施設であるのは確か。


でも、長く維持するには相当のコストが掛かりそうで、

それを賄うだけの入場料が見込めるの?という不安も、、、。

10年後も同クオリティを保ってると良いけれど、、、。

頑張って欲しい!


そういえば、ここでは多くの(って言っても5人)日本人と会った。

やっぱり日本人が来てくれるとうれしいね。