ドロシー | ゆびにんブログ -指人形10,000体作りま…すん-

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日記を書きつつ、ゆるーく指人形10,000体を目指すブログです。

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(2017/04/15 制作)


なんとか読み終わった、ショウジですショウジ

ショコラ 君がいて、僕がいる』の原案である

「ショコラ—歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯」

全571ページ、完走いたしました…

読んでみてわかったのは映画がいかに酷いかっていうこと!

本当に「原案」でした。それも「原案」の「げ」くらい。

映画は場末のサーカスでフティットがショコラを見つけて、誘って、組んで

ヌーヴォー・シルクにスカウトされるっていう、一種の成り上がりストーリーだったんですが

著者が調べあげた内容では

ショコラは道化師のトニー・グライスの使用人としてヌーヴォー・シルクに入ることになり

単なるアシスタントだった状態から、芸を磨いて人気者になり

様々な芸人と組んだりするうちに、フティットとも組むことになるっていう流れなんですね。

ショコラの芸人としての才能を見出したのはジャグラーで舞台演出家のアンリ・アグストだし

そもそもショコラに酒と博打を教えたのはフティットだって言うじゃないですか。

映画でフティットを努力家、ショコラを不真面目に描いていたのが酷い… (-""-;)

実際のショコラが努力家なのに対し

フティットは若いダンサーに入れこんで嫁と子ども放置して出奔して

フラて鬱になってまたヌーヴォー・シルクに戻ってきて、支配人命令でショコラと組むんですから。

黒人は不真面目で白人は勤勉っていうステレオタイプの思い込みによる差別を著者が批判しているのに

その差別を映画でそのままショコラのキャラクターとして盛り込むなんて

改悪としか言いようのない変え方だと思います。

著者も怒ったんじゃないかな、あれは… (;´Д`)

映画の冒頭に「実際の人物をモデルにしたフィクションである」的な文言が挿し込まれていたのは

そういう理由なのかも。

何にせよ実際のショコラを知りたい方には本をお薦めします。

映画は全くもってフィクションなので。




本日はオズの魔法使いのドロシーの指人形です。


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前後左右♪

卒業制作で作って以降、ちっちゃいもの店やアートマなどで販売してきました。

作ったのはかれこれ6年ぶりくらいかなあ…

現時点で手元に在庫が1体もないってことは売れる!

と、短絡的に解釈して久々に作ってみました (ノ∀`)


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このゆびにんは三つ編みが何気に面倒です。