こばんはじっきょーです。

 

 

たいしたことではないのですが

ふと思い出したことがあるので忘れないうちに書いてみます。

20年以上前に思ったことです。中2か中3の頃です。

 

 

 

よく急に思い出したなあ。

 

 

 

じきょの中学校では、朝読書の時間があったんですね。毎朝15分くらい。

 

みんな家から好きな本を持ってきて、読む時間です。

 

べつに日本史がめちゃくちゃ好きだったわけではないのですが

おとうさんが本を貸してくれて

武田信玄、という戦国武将の本を読む事になったのです。

 

4巻セットでした。風の巻、林の巻、火の巻、山の巻。

風林火山という言葉が有名ですね。

 

 

読んでいくうちに

武田信玄という武将は当時めちゃくちゃ強かったことを知っていって

中学生のじきょは

強いとか最強とか究極とかが好きだったので、どはまりしていったのです。

 

 

こどもって、何かを好きになるとのめりこむように調べたりして

気付くととんでもない知識を身につけていたりすると思うのですが

じっきょもそんな感じでした。

 

 

友達にもたくさんその話をして

日本史が、戦国時代が、どれだけおもしろくて、

武田信玄がどれだけすごい武将で、

 

帰り道にいつもそんな話をしていたら

 

もうその話はいい、と友達から言われてしまいました。

 

 

 

 

強いものが好きな男の子がドハマリする、ドラゴンボールですが

じっきょーも順当にドハマリしました。

 

小5くらいの時、地元の小さな町にツタヤができて、立ち読みできたので、

そこでたくさん読みました。友達からも借りました。

 

すこし詳しくなってくると

じっきょーよりももっともっとドラゴンボールに詳しい友達が

実はクラスにも学年にも結構いる、という事に気付いていきました。

 

小学校なんてヒマなので色々やって遊ぶんですが

ドラゴンボールのキャラを1人ずつ言っていって、

言えなくなったら負け!みたいな遊びもしていました。

 

それに負けるのが悔しかったり、勝ちたくて勝ちたくて

単行本以外のドラゴンボールの資料も買ったりして

キャラをたくさん書き出してまとめて勉強してめっちゃ詳しくなって

で、

そのキャラをいうゲームでは無双できるようになったら

じきょとやってくれる人がいなくなりました。

 

 

 

 

なんか

詳しくなるのってすごい楽しいことだと思っていたのですが

詳しくなるのって実はすげえつまんねんだな。って思いました。

 

自分の熱で話しても相手は興味なくてつまんなそう。

相手につまんながられて自分もなんか悲しくなって孤独。

 

 

 

ドラゴンボール好きは小学校がピークだった気がしますが

そのあと中2、中3くらいまでドラゴンボール大好きでした。

その2年間くらいは、

もうドラゴンボールは独りで楽しむものになっていました。

 

その頃も

あー。

また誰かとキャラを言い合うみたいなゲームしたいなあ。いつか。

という妄想が

モチベーションのひとつではありました。

でもどうせ詳しくなりすぎて誰とやっても手応え無いんだろうな

とも思っていました。

 

 

 

中学生のじっきょーは

もう今後

何かに詳しくなるのはやめよう、何かひとつの事を極めるのはやめよう、

そう思いました。

そこからドラゴンボールからは離れました。

武田信玄は4冊目(最終巻)の途中で、完読しないでやめました。

 

 

 

 

そういうのを感じずに何かにのめりこめる人ってすごいなって思います。

誰にもわかってもらえなくてものめりこめる人。

 

 

 

 

大人になってから

自分には何か1つの事を極めた経験がないなあ。自分には何もないなあ。

とすごく思うようになりました。

世間もそう変わりましたよね。何でも屋より、1つ抜きんでてる人が貴重な時代に。

それなので、より一層、何もない自分を責めてしまったりして、

なんで俺って何ものめりこむ事なく来ちゃったんだろう。。と

ずーーーっと思ってきました。

 

 

と思ってきたはずだったんですが、

さっきふと思い出したんですね。

そうなんですよね、中学校のときに自分からやめたんでした。

武田信玄とドラゴンボールにハマってハマってめっちゃ詳しくなって孤独になって

何かを極めようとするのをやめたんでした。

 

 

 

 

 

今、

べつに極めたわけじゃないですが、

バイクで全国をまわっています。

宿泊したことがある県が、38都道府県になりました。

踏み入れたことがある県は、44都道府県になりました。

 

わりと極まってきたことによって、

見事に、中学の時と同じ現象が起こっています。

20年前の武田信玄とドラゴンボールのおかげで

今はおもしろさの押し付けをせずに人に話すことができているのですが

やはり

これだけ全国を回ると何時間でも熱く語りたくなる部分を

表面のあさーーーーいとこだけに絞って、かつ断片的に人に話すので

だれかに話していても

自分自身はまったくおもしろくないです。

だからやっぱり20年前に気付いたことはそこまで間違ってなかったんだなあ

と思います。

 

 

 

ただ

中学のときと違うのは

武田信玄やドラゴンボールと違って、日本全国の話というのは日本人に共通なので

わりと興味を持ってくれる人もいるし、

話せばそれなりに通じますから、

それほど孤独感はないです。

 

 

武田信玄のときは

じきょが好きだった武将は

山県昌景や甘利虎泰だったのですが

そんなん誰も知らなくって、というか興味すら持ってもらえず、孤独でした。

 

 

 

 

というわけで

自分が何かひとつのことを極められなかった原因が1個

わかりました。

 

ハッとしました。

 

自分でやめてたんですね。ちゃんと失敗体験をしたうえで。

 

 

 

 

そういうことを考えずにドハマリして、突き抜けられる人がすごいなあと思います。

憧れてしまいますね。

じっきょーはいつも

おもしろそう、極めたい!と一瞬感じても

そんなんやってもな、何になるん?どうせ孤独になるだけやん。

て思ってやらないことが多かったのは、

今気付けば、そんな体験があったからなのかもしれないです。

 

 

そのかわり

何か話したいことがある人の話を、

よく聞いてあげよう!引き出してあげたい!という姿勢が育ちました。

まあそれはそれでいいのかもしれないです。

話をよく聞く、という部分が、

自分が興味ない話の中にも、何かきっとおもしろい要素があるはずだ!たくさん話してもらってそれを見つけよう!という姿勢が

実は誰にも目立たず、じきょのすごく突き抜けた部分になっている

 

とかだったらとてもうれしいなあ。

 

 

 

 

 

 

突然ですが近況報告です。

 

 

日本に戻ってきて1年半弱ですが

いっこうに彼女はできません。

マジでとてつもなくモテないです。

34歳です。

どんどんモテなくなっている気がします。

1回婚約まで行っちゃったからなのか

異性と会ってもあんまりこの人だ!って思えなかったりも多いようで

すこし焦ってきました。というかめちゃくちゃ焦ってきました。

トンネルの出口が見えてこない。全然見えてこない。

むしろ見えてた光も片っ端からどんどん消えていく感じです。

だいぶ下を向きがちです。

さっきもかなりうなだれてました。

でも下を向かずに2023年を走り切ることが目標です。

下を向かない。下を向かない。きっとよくなる大丈夫。

 

 

 

会社では係長になりました。ひとつえらくなりました。

おりこうさんです。

課長や部長を説得して納得してもらえるようにもなってきました。

すごいですよね。評価も高いんですよ。

じきょはすごい!と幹部からも言われ続けています。

が、

実はそうなれたのは、課長や部長、その褒めてくれている本人たちが

今までじきょをたくさん育ててくれたおかげです。

じっきょーは育ててもらったとおりにやっているだけなのですが、

当の本人たちはあまり気付いていないようです。

 

というざれごとをいつも書かせてくれている

この場のみなさんのおかげでもあります。

いつも見守ってくれて本当にありがとうございます。

 

 

かなり視界が開けてきた一方で

後輩の不足しているところにもよく気付くようになってきて

よく指摘をしています。

嫌われたくないしプレッシャーもあんまかけたくないし

でも嫌われ役にならなきゃだったり、

プレッシャーも多少は必要だったり、

するので指摘はするのですが、こわいです。

本当は、気さくで話すとおもしろいただの先輩、でいたいんですけど

 

 

土日とかに、どうやって伝えてあげるべきかとかめちゃくちゃ悩んで

一番後輩が受け入れやすい方法、後輩にとっていい方法とか

いろんな視点で考えて

自分なりに答えを出して、整理して、

当日、後輩と対面して話すと、なんかねー、ぐだぐだになります。

あんな考えたのにー。

 

まるで考え過ぎて本番でぐだる告白のようで、恥ずかしくなります。

 

 

これもまたひとつ、

まだ自分にない何かを得られるチャンスなのでしょう。

くじけずにひたむきにやっていきます。

 

 

 

 

 

下向かずね、ひたむきにやりましょう。

いつかよくなることを信じていきましょう。

よくならないことを信じてしまいがちですが、何もいいことないですので

下向かずいきましょうね。

下向かずいきましょう。

よしがんばるぞー。

 

 

じっきょー