プロローグかな?
「母さん、瞳は?」
「まだ寝てますよ」
「そうか・・・。」
「いよいよですね。」
「ああ。いよいよだな。」
二人はため息をついた。あれから、もう18年。あっという間だった。
十分やれただろうか?
大丈夫。
どこに出しても恥ずかしくない娘に育ったはず。
優しく、素直そして賢い娘に・・・。
二人は感慨深げだった。ちょっと現実は違っていた事にもまったく気ずかず。
「カーカー」
「やだー、カラスよ。」
「ゲェ~。不吉な予感。」
「本当によ~俺様の姿を見ただけでなんだい。敵を見るみたいによ~。俺が何をしたっていうんだい
。カラス差別だぞ。お前ら。つつくぞ~」
「ねえ あのカラスやけにうるさくない?」
「どうせ腹でも減ってんだよ。目あわせるなよ!つつきにくるぞ。」
「エェ~こわ~い。早く行こうよ」
「ああ」
「くそ~。人間のやつら今に見てろ。ぜったい・・・つっついてやる。」結構弱気なカラスだった。
