こんにちは、アオサギです。


前回の続きです。


アメブロ界隈を眺めていると、モラハラ〇〇カウンセラーと名乗るブロガーを複数見かけます。

私が知る限り、彼らの多くは、モラハラは共依存もしくは依存であると明言しています。

彼から離れられないのは、共依存だからとか、彼に依存しているからだとか。


以前にも書きましたが、それはトラウマティック・ボンディングであって、共依存とか依存ではありません。

共依存の定義があるとしたら、アルコール依存症の夫を世話する妻が世話をすることで、自分の存在価値を見出していく。そのためには、夫はアルコール依存症でなければならない。夫も自分の面倒を見てくれるから、アルコール依存から抜けられない。

彼らにとって、アルコール依存がいいか悪いかは別にしても、その関係はウィンウィンで居心地がよい。しかも、妻は自ら望んで夫の世話をする。それが共依存関係です。

これをそっくりそのまま、DV、モラハラの関係に当てはまることはとても危険です。

なぜなら、被害者は自ら望んで夫の世話をしたり、従ってはいないから。

なぜならば、そこに、妻を支配とコントロールをするために暴力があるからです。

彼らは暴力を使って、彼女たちを意のままにしようとする。それがDV、モラハラであって、決して共依存や依存ではありません。

また、離れられない、別れられないのは共依存関係だからとか、依存しているからと決めつけるのは、被害者にもその一因があるかのように聞こえ、暴力で傷ついた被害者を更に傷つけることにもなりかねません。


続きます。