コニチワ。今回は殺人的スピードで書いたので、間違いが多いかもしれません。あらかじめ謝っておきます。「本当にもうしわけありませんでした」

では始めます。

〔2 〕 次の11 ~ 18 の空所に入れるのに最も適切な語(句)を①~⑤のうちから一つずつ選び,解答番号11 ~ 18 の解答欄にマークしなさい。

という問題です。回答番号うんたらかんたらと書かれていますが、ただの( )にしておきました。
つまり( )の中に入る語句を選んでください。ということです。
前回の方法を使いまわして、正解の完成文と、直訳・意訳を載せておきます。じゃ行きましょう。



11 ( )author of this new novel, Ann White, has written over 10 bestsellers.
① The ② A  ③ Those ④ These  ⑤ It

①の「The」が正解です。

正 The author of this new novel, Ann White, has written over 10 bestsellers.
直 その作家→この小説の→アン・ホワイト→持つ→書いた状態を→10以上のベストセラーを。
意 この小説の作者であるアン・ホワイトは、10以上のベストセラー作品を発表している。

①「The」を選ぶと、「その作家」となり文章が自然になりますね。
②「A」を選ぶと、「だれでもいいけど作家の人」的になります。「この小説の」と続くんだから誰でもよくはないよね。
③「Those」を選ぶと「あれらの作家たちは」になります。共同のペンネームならありえるけど、アン・ホワイトさんはたぶん一人でしょう。
④「These」を選ぶと「これらの作家たちは」で、④の「Those」と同じような意味になっちゃいます。
⑤「It」を選ぶと「それ→作家」みたいになります。「it」は代名詞なので、「It author」は代名詞→名詞という流れになります。
英文の中で、名詞→名詞と続くパターンは別に珍しくないんだけど、この使い方はおかしいです。でも解説すると長いのでやめます。



12 We ( )the game if we had practiced harder.
① will win ② had won  ③ might have won ④ are winning  ⑤ won

③の「might have won」が正解です。「私たちは勝っていたかもしれない」という意味ですね。

正 We might have won the game if we had practiced harder.
直 私たちは→かもしれない→持っていた→勝利した状態を→もし…ならば→私たちが→練習したならば→一生懸命。
意 もし私たちが一生懸命練習していたならば、この試合に勝てたかもしれない。

①「will win」を選ぶと、文章の前半が「私たちは試合に勝つだろう」という意味になり、後半の「もしもちゃんと練習していたならば…」という過去の話とちぐはぐになってしまいます。
②「had won」を選ぶと、「私たちは勝っていた」という意味になります。日本語訳だと意味が通じそうな感じを受けますが、「had 過去分詞」という過去完了形は、過去にあった事実を表す表現なので、ちょっとおかしいです。
ちょっと強引ですが「もしも、あの時ちゃんと練習したから私たちは勝てた」みたいな、わけのわからない意味になってしまいます。
③「might have won」が正解です。「might」は助動詞「may」の過去形です。「may」は「かもしれない」といった意味ですが、「might」という過去形にすると、言葉の持つ意味の強度が弱まります。
英語の性質のひとつですが、過去形にすることで、距離感を生じさせるという表現がよく使われます。
「かもしれない」をちょっと他人事みたいに過去の話にして「さらに、かもしれない」といったニュアンスにしてあるのだと思います。
で、「have」は現在形ですね。だからこれは現在の話なんです。続く「won」は過去分詞です。過去分詞は既に起きた状態を表します。
ややこしくなったので少し整理します。
「might→have→won」
「もう済んだことだから言ってもしょうがないし、断言もできないけど、かもしれない→今、持っていたかもしれない→既に勝った状態を」→「なんともいえないけど、今は試合に勝った後だったかもしれない」→「試合に勝てたかもしれない」
という感じでしょうか。長くなってすいません。こういうのは慣れも大事ですからめげないでね。



13 He has been studying Spanish ( )three years.
① since  ② for  ③ while ④ by ⑤ from

②の「for」が正解です。表現と単語の相性を知っているか試す問題のように感じられます。暗記系かなー

正 He has been studying Spanish for three years.
直 彼は持っている→勉強している状態を→スペイン語を→あっち方向にこれだけの間→三年間。
意 彼は三年間、スペイン語を勉強し続けている。

①「since」は「以来・以後」といった意味です。「since」を使うなら、文末に「ago」を足す必要がありそうです。
「He has been studying Spanish since three years ago」だと、「彼は三年前からスペイン語を勉強している」になります。
正解文とほぼ同じ意味ですが、問題文には「ago」不在なので、ここでは使えませんね。
さらに突っ込んでいくと、前置詞の後には名詞が来るべきで、副詞句はきちゃだめだから文法的にも間違い!という話になりますが、やっぱやめときます。
②「for」が正解です。意味はさっきかいたとおりです。「for」はよく使われますね。
「プレゼント フォー ユー」とか「フォー ミー」とか言うので、「誰々のために」だと思われているふしがありますが、それだと、なぜこの問題文のように「過去三年間」を表現できるのでしょうか?「三年間のために」?納得いかないよね。
あくまで僕の理解ですけど、「for」の持つ意味は、方向だと思います。あっちの方。こっちの方。
電車に乗っていてこんなアナウンスを聞いたことありませんか?
「This train is bound for Keikyu Kawasaki and Yokohama」
「ディス トレイン イズ バウンド フォー ケイキュウ カワサキ アンド ヨコハマ」
「この電車は、京急川崎、横浜方面行きです」という意味ですね。でも停車するのは京急川崎と横浜だけじゃないよね。
平和島にも京急蒲田にも停まってくれます。ようするに「for」は方向と期間を主に表していて、到達地点は重要じゃないんです。
だから「for three years」だと「ちょうど三年前から」ではなく、「過去方向に三年間」となるんですね。
「Present for you」だと「あなた方向へのプレゼント」になるわけです。受け取ってもらえないかもしれないから、到達できるかわからないもんね。奥ゆかしいですね。また長文すいません。
③「while」は「なになにする間」というような意味です。「三年間するあいだ」ではおかしいですね。
④「by」は「だれだれの手によって」という使用法のほうがお馴染みですが、期間をあらわす用法もあります。
その場合の意味は「いついつまでに」という、期限を守ってくださいというニュアンスが濃いです。なんにしてもここでは用なしです。
⑤「from」は「どこそこから」という、出発点を表す単語です。「from」を使って期間を表現する場合は、「to」とセットにするのが一般的です。
「1月から12月まで」と言いたい場合は「from January to December」のように表現します。
問題文には到達地点を指定する「to」の語句は登場していないので、この表現はつかえません。



14 My friend offered ( )care of my dog while I was out of town.
① take ② to take  ③ to taking ④ to took  ⑤ to have taken

②の「to take」が正解です。語群の選択肢いずれにも「take」か「take」の活用形が使われていますね。
「take」は、( )の後ろに続いている「care」と合体して「take care」という熟語を作ります。「世話をする」「面倒を見る」という意味になります。
「take care」という熟語の知識があることを前提として、用法の知識を問うのが狙いかと思われます。

正 My friend offered to take care of my dog while I was out of town.
直 私の友人は提案した→面倒を見ることを→私の犬の→~の間→私が町の外にいた期間。
意 私の友人は、私が不在にしていた時期に、犬の面倒を見てくれると申し出てくれた。

①「take」は「手に取る」というような意味です。この問題では不正解となります。
他の選択肢と違い、前に「to」が付いてなくて、ing形、過去形、過去分詞形にも変化していません。動詞のまんまです。
いろいろ省略してしまいますが、「take」が不正解になる理由は、直前に動詞の「offered」があり、「take」も動詞だからです。
動詞→動詞というように、動詞が連続すると、センテンスの意味が右往左往してしまいます。
「My friend offered」→「私の友人は提案した」ぐらいの意味です。
そして「My friend offered」に「take」を続けると、「My friend offered take care of my dog while I was out of town」になりますね。強引に直訳してみましょう。
「私の友人はオファーした→手に取った→世話→…」
まだ続くけどめんどくさいからやめます。
英語のルールのひとつに、「ひとつの文章には述語動詞はひとつだけ」というものがあります。
「誰が何した」とか「これはなんである」でいうと、「何した」と「である」の部分です。
文法用語的には、述語(じゅつご)とか述語動詞とか言うはずですが、述語になれるのは動詞だけなので、単に動詞と呼ばれることが多いです。
述語は「述べる(のべる)」という字が使われています。述語には「述べる」役目があります。
その文章は結局なにが言いたいのか。それを結論づけるのが述語の仕事です。
「山田太郎、学校。」→「Taro Yamada school.」ではなんのこっちゃわかりません。述語動詞が抜けているからです。
では述語動詞を足してあげましょう。動詞は「行く」英語は「go」ですが、三人称単数現在形なので「goes」ですね。
「山田太郎は学校へ行く。」→「Taro Yamada goes to school.」
殺風景だけど、とりあえず意味がわかるようにはなりましたね。述語動詞が加わったからです。
では、述語が二つ以上になるとどうなるか、もう一度確認してみましょう。
「山田太郎は寝ている。学校へ行く。」→「Taro Yamada is sleeping goes to school.」
器用な太郎くんです。この例はわざとメチャクチャにしたんだけど、要は「どっちなんだよ!」になるわけです。だから述語はひとつだけ。
ところで、ひとつの文に述語動詞はひとつだけとさっき書きましたけど、実はこの説明は正確ではありません。ひとつの文に二つ以上の述語動詞が使われることは珍しくありません。
これでは混乱させてしまいそうなので、「述語動詞はひとつだけ」の言い方を変えてみましょう。
「ひとつのことを言い終わるまでは、述語動詞はひとつだけ」がいいのかな?と思います。
どういうことかを説明するために、山田太郎氏に再登場してもらいましょう。
太郎くんは今日はもう寝てしまいました。明日も学校に行かなきゃ行けないからね。英語でこの状況を説明してみます。
「Taro Yamada was already sleeping and he goes to school tommorow.」
「山田太郎はすでに眠っている。そして明日学校に行く。」
「and」が使われていますね。眠っていることと、学校に行くことの間に「and」を入れて文章を区切っています。
太郎君が眠っていることは説明し終わったので、「and」を使って、次の話に入る合図をしてあります。
ちなみに上の文章の述語動詞は「was」と「goes」です。「goes」はともかく、なんで「was」?「sleeping」じゃないの?
と思ったかもしれませんが、その説明はまたの機会にします。長かったね。おつかれさまでした。でもまだ終わってないの。

②の「to take」が正解です。①の「take」に「to」をくっつけて「to take」となってます。
「to take」の意味は「手に取る」ではなく「手に取ること」になります。「to」がくっついてますね。
さらに「take」は「care」とくっついて「take care」になるんでしたよね。(ついでに「of」も「take care」と友達で、大抵「take care of」の形で使われます。)
では「to take care」はなんなんでしょうか?例のアレですよ。「to」は矢印、指差して「これ!」でしたよね。
だから「to take care」は「これこれ!これだよ!お世話することだよ!」です。
以上を踏まえたうえで、「My friend offered to take care of my dog while I was out of town.」を、偏見に満ちた目線で日本語直訳文にしてみましょう。
「私の友人は提案した→何を提案したかって?これだよ!これこれ!僕の犬のお世話だよ!→私が不在の期間。」
「take care」ではダメな理由は①の長ったらしい解説に書いたとおりです。
「offered」と「take」を連続して使うと、なにを「offer」したのか説明し終わらないうちに、
なにかを「take」した話になってしまうからでしたよね。
ではなぜ「to take care」だと○がもらえるんでしょう?
「offered to take care」だと「take care することを offer した」
「世話することを提案した」という意味になり、文章が成立します。
つまり「to take care」は述語動詞じゃないんです。ではなにか?ちょっと嘘が入るけど、一言でいうと名詞です。わかりにくいよね。
では、こんな文章はどうでしょう?
「私はケーキを食べた」→「I ate a cake.」
私が食べたのは「ケーキ」ですよね。当然食べられたのは「ケーキ」です。
ここでちょっと戻ります。
「私の友達は、世話することを提案した。」→「My friend offered to take care.」
友達が提案したのは「世話する」ことです。で、提案された内容は「世話すること」です。
食べられた「ケーキ」と提案された「世話すること」は、誰かになにかされた対称という点では、同じ役目をしています(目的語といいます)。
「to」を「take care」にくっつけることによって、「お世話する」+「こと」になり、「これ」と名指しできるようになります。
そして、「My friend offerd これ」→「私の友人は、これをオファーした」→「私の友人は、お世話すること、をオファーした」
となるわけです。

これはto不定詞というやつだと思われます。自信ないけど。
これ以上長くは書けないので、to不定詞についてはここでは解説しません。
覚えておいて欲しいのは、「to 動詞の原形」ときたらto不定詞で、「なになにすること」という意味になる可能性が高い。ということです。
さらに付け加えると「これからなになにすること」というニュアンスになります。難しいよね。
中途半端な解説で申し訳ございません。

③「to taking」は、「take」が動詞の原形ではなく、ing形に語形変化しているので、さっき出てきたto不定詞のルールに反しています。どうやらto不定詞ではなさそうです。
この「to taking」はto不定詞ではなく、前置詞+動名詞という構造になっています。難しいよね。しんどかったら今後覚えていくことにすればいいと思います。
ちなみに動詞のing形である動名詞とかいうやつにも、to不定詞と同じような機能があります。意味は同じく「なになにすること」で、ニュアンス的には、今まさにそれをしている状態や、過去に何度も経験してきたことを表すのに使われるようです。
to不定詞が現在から未来への志向であるのに対して、to+動名詞は、現在から過去への志向になると思われます。もうわけわからんよね。ごめんね。
ともかく、「to taking」だと「お世話していること」みたいになり、この問題文には合いません。
④「to took」もto不定詞になってないですね。無理に訳すとすれば「お世話したこと」になるでしょうか。どっちにしても合いません。
⑤「to have taken」だと、「お世話された状態を持つこと」になるのかな?ちょっと自信ないですけど、問題文的に意味が通らないのは確かです。




ふぅ。最後まで解説したかったけど、もう時間がありません。ここらで終わりにします。あとぼくにできることは、あなたの健闘と成功を祈ることだけです。
もしかしたら、これを読んでくれているのは、受験本番を終えた後かもしれません。クソ忙しいはずだからそれで全然構いません。
しかし、受験は終わったとしても、英語学習を続けていくことは、あなたの人生にとってきっとプラスになるはずです。
英語に限りません。いろいろ勉強して、自分の世界を広げていくことは、実はとても楽しいことなんです。
勉強することの大事さと楽しさは、学生ではなくなってから気づくことがとても多いです。
いま現在、「勉強したい!」という気持ちでなくてもいいと思います。
いつかそんな気持ちになったら、その時から頑張ればいいんです。
今はスットコドッコイな解説しかできないぼくも、まだまだ勉強中ですし、これからもそうしていく予定です。

では、締めます。ベストを尽くしてください!