こんにちわ。次はマーキングの話を書く予定でしたが、もう時間がないのでとりあえずやめときます。
代わりに某私立大学の一般入試過去問題に、自己流のいい加減な解説を行っていきます。

オリジナルの問題が入手したかったら↓から閲覧・ダウンロードなどできると思います。
http://www.ris.ac.jp/examination_information/gakubu/past_examination/general/l10kip0000001a5g-att/a1497932564667.pdf

一度にたくさん書くと読むの大変だと思うので、小出しにしてみます。
例によって、お役に立つかどうかはわかりません。そして例によって、めんどくさかったら読んでくれなくても全然気にしません。
では行きましょう。


〔1 〕 次の1 ~ 10 の文中で適切でない語(句)を①~⑤のうちから一つずつ選び,
解答番号1 ~ 10 の解答欄にマークしなさい。

という問題ですが、ここに①とか②とか書いてしまうと読みづらくなるので数字は省略します。
代わりに、間違いである部分を、「おそらく」正解と思われる内容に訂正した文章を書いておきます。
間違いである部分は公式発表で答え合わせしてあるので信用できますが、「おそらく」正解の内容は、僕が独自に判断したものなので、くれぐれも鵜呑みにしないようにお願いします。
公式発表には、正解の番号だけが載っていて、詳しい解説はされていなかったので、これで勘弁して下さい。ごめんなさい。

問題ひとつにつき、四種類の文を掲載します。そしてそれぞれに見出しをつけておきます。
問題の原文には「原」を、「おそらく」正解の文章には「正」を、
直訳型の日本語訳には「直」を、日本語らしく意訳した文には「意」という具合です。
行ってみましょう。



1
原 I spent my holidays in the mountains where there are much beautiful streams.
正 I spent my holidays in the mountains where there are many beautiful streams.
直 私は費やす→私の休日を→山で→(whereは場所の説明をする合図)→そこには有る→たくさんの美しい川の流れが。
意 私は自分の休日を、たくさんの美しい川の流れがある山で過ごす。

muchを選ぶのが正解です。おそらくmanyが正しいのでしょう。streamsは川の流れのことですね。
stream「s」と複数形になっているので、数えられるものです。
数えられるものにはmuchではなくmanyを使うのが正解ということになると思います。

(whereは場所の説明をする合図)などという、怪しげな文言が割り込んでいます。
ここで使われている「where」は疑問文に使われる「where」と同じ単語なんですが、働きが違っています。
ここでの「where」は先行している「mountains」が、どういう場所なのかを説明する合図になっています。
「mountains」と、「where」を挟んで続く「there are many beautiful streams.」とをくっつける接着剤のような働きをします。
tha mountainはこういう場所です→there are many beautiful streamsてな感じでしょうか?
関係副詞なんて呼ばれますが、こういうのは日本語には翻訳しにくいんです。そのため、日本語訳では省略されているように見えてしまい、「?」になりがちです。



2
原 My parents have a custom of going out for the dinner and a movie every two
正 My parents have a custom of going out for dinner and a movie every two weeks.
直 私の両親は持つ→ある習慣を→出かける→夕食と映画鑑賞に→二週間ごとに。
意 私の両親は二週間ごとに、夕食と映画鑑賞に出かける習慣がある。

the dinnerが正解です。たぶん「the」を付けずに「dinner」だけでいいと思います。
原文では「the dinner」、「a movie」のとおり、「the」「a」の両方が登場しています。
「the」は定冠詞というもので、あるものを限定したいときに使います。
「a」は不定冠詞といわれ、定冠詞とは逆に限定したくないときに使います。
で、「the」も「a」も使わないこともあります。この表現は概念そのものを表したいときに使われます。
ちょっとややこしいですね。

「the」を使うと「この男性」、「このマヨネーズ」のように、特定の人物や特定の物体を名指しすることになります。
「a」を使うと、「誰でもいいけど男性」「どれでもいいけどマヨネーズ」という具合に、一般的な男性、一般的なマヨネーズだけど特定の誰か・何かを示さない表現になります。
これらを踏まえたうえで、うしろに続く「a movie」は不定冠詞の「a」で「何か決まってないけど、なんかの映画という意味にしているのに、
「dinner」の方は「the」をつけて「この夕食」と限定するのはおかしいから不正確なんでしょうね。
「夕食に出かける」と言いたいだけなら、「この夕食」「なんかしらの夕食」と説明してしまうと、却って混乱しそうです。だから単に「dinner」とするのがいいと思われます。
それに対して「movie」ですが、「the」「a」といった冠詞類をつけないと、映画という概念を鑑賞するという、ちょっと壮大な話になってしまいます。
だからなんか冠詞が欲しいんだけど、「the movie」としてしまうと、特定の作品を見ることになり、この人たちは二週間ごとに同じ作品を見に行く変な人たちになってしまいます。
誤解されないために「a movie」で、これといって決まってないけど、その時やってる映画だよー、と言いたいわけですね。

この「the」と「a」は、英語に触れているとしょっちゅう出会いますが、実は日本人にとってかなりの難物です。こんな説明で理解できたら異常ですよ。
僕自身も書いてて頭が壊れそうなのです…では次の方どうぞ。



3
原 Michael is upset because he lost him wallet on the crowded rush-hour train.
正 Michael is upset because he lost his wallet on the crowded rush-hour train.
直 マイケルは慌てた→なぜならば→彼は無くした→彼の財布を→通勤ラッシュ時の電車内で。
意 マイケルは慌てた。ラッシュ時の電車内で財布を無くしたからだ。

himが正解です。「彼の」といいたいときは、所有格である「his wallet」を使います。himは目的格なので「彼に」「彼へ」という
意味になります。「him wallet」は「彼に財布を無くした」「彼へ財布を無くした」になります。意味不明ですよね。

ちょっと余計なことかもしれませんが、この問題、原文・正解文とも文頭が「Michael is upset」となってますが、これだと、マイケルは常に慌てる人だという意味になりそうなんだよねー。
本当は「Michael was upset」という過去形なんじゃないかなー。という気がしないでもないです。でも問題作ったのはプロなんだからこれでいいんでしょう。次、次。



4
原 I like to eat popcorn with watching a movie at home with my family.
正 I like to eat popcorn while watching a movie at home with my family.
直 私は好きだ→ポップコーンを食べるのが→映画を見ている間→我が家で→私の家族と共に。
意 私は、自宅で家族と一緒に、ポップコーンを食べながら映画鑑賞をするのが好きだ。

popcornの次に来るwithが正解です。withが不要なのか、あるいは他の前置詞を使うべきなんでしょう。
たぶん「while」を使うのがいいんじゃないでしょうか?「while watching a movie」で「映画を見ている間」という意味になります。
家族で映画を見ながらポップコーンをパクつくって、家族団欒で羨ましいわ。




原 The curry what my father cooks every Sunday is so delicious I can’t stop eating it.
正 The curry that my father cooks every Sunday is so delicious I can’t stop eating it.
直 そのカレー→私の父が作る→毎週日曜日→それは→美味しすぎる→私は止められない→それを食べることを。
意 毎週日曜日に父が作ってくれるカレーは、美味しすぎて食べるのをやめられない。

whatが正解です。ここでwhatを使うと「そのカレー、それは何かというと…」みたいな変な文章になりそうな気がします。
たぶんwhatが不要か、代わりにthatを使うのが正しいのだと思います。
この場合のthatの役割は、「the curry」について説明しますよーという合図で、日本語に翻訳するときは姿を消してしまいます。
たぶんですけど、この場合、どうしても「that」を使わなきゃいけないわけではないと思います。
仮に「that」を省略して「The curry my father cooks」としても「私の父が作るカレー」という意味になります。
この辺は英文を多読していくとちゃんと身につくものです。心配いりませんよ。



6
原 Do you often go to the park with you’re family on weekends?
正 Do you often go to the park with your family on weekends?
直 あなたはしますか?→頻繁に→出かけますか?→公園に→あなたの家族と共に→週末に。
意 あなたは週末に、よくご家族と公園に出かけますか?

you'reが正解です。本来は所有格のyourを使うべきです。この二つの単語の発音はほとんど一緒ですが、意味は全然違います。
「you're」の「're」の部分は、「you are」の省略形ですね。
「you're」だと「あなたは公園に出かけますか?→共に→あなたは家族です→週末に。」って感じで文章が途中から変になっちゃいます。
「あなたの家族」と言いたい場合は「your family」とするんだよー。



7
原 At first, university life was very busy, but after a few weeks I got use to it.
正 At first, university life was very busy, but after a few weeks I got used to it.
直 まず初めに→大学生活はこうだった→すごく忙しかった→しかし→数週間後→私は→入手した→それに慣れた状態を。
意 大学生活は最初はとても忙しかった。しかし、数週間で慣れた。

I got use toが正解です。「私は慣れた」といいたいんでしょうけど、その場合には「I got used to」を使うと思います。
字面では微妙な違いしかないんですけど、意味は結構な違いです。
「use」は「使う」という意味の現在形で、過去形と過去分詞形が同じ形をしていて、どちらも「used」です。
この問題の「used」は過去形じゃなくて、過去分詞形だと思います。
「I got use to」だと、「私は入手した→使う→to~を」となりそうですが、
意味が通るか通らないかも分からないし、たぶんこの表現は使われないと思います。自信ないけど。

それに対して「I got used to~」は常套句だと思われます。
この「used」が過去分詞だとすると、「すでに使った状態」という意味です(今は細かく説明しません)。
直訳すると「私は入手した→使った状態を→to~を」になるでしょう。
もうちょっと噛み砕くと「私は入手した→使った状態を→~なになにを」になると思います。まだよくわかんないね。

「使った状態を入手した」だと全然意味わからないけど、
「使いこなした状態を手に入れた」→「使いこなした」→「要するに慣れた」というわけです。
「it」と書かれていますけど、この「it」は「university life」をあらわす代名詞ですね。
代名詞は、他にもheとかsheとかyouとかあって、主語になる働きがお馴染みですが、同じ名詞の繰り返しを避けたいときにも使われます。

「to」という単語は嫌になるほどよく登場するし、役割も多い言葉ですが、ざっくり一言で説明すると「to」は「矢印」です。
「to」は指を差して「これ!」と言っているわけです。
たとえば「to play」だと「→ play」となり、「play」を指差して「これ!」と言っているんです。
だから「I like to play tennis」を直訳すると、「私は好きだ→これだよ!これこれ!遊ぶことだよ!→テニスを」
なんか情緒不安定っぽくなっちゃったけど気にしないでください。

「toなになに」という表現は他にもあります。
「I want something to eat」だと「私は欲しい→何かを→ほらこれだよ!これこれ!食べるものだよ!」になり、
「It' time to go」だと「それは→時間である→これだよ!もう行くんだよ!」になります。

長くなりすぎたのでこの辺でやめときます。お疲れ様でした。でもまだ続くんだ。



8
原 My hometown is very convenience because there is a large shopping center located in the center of the city.
正 My hometown is very convenient because there is a large shopping center located in the center of the city.
直 私の地元は→こうである→とても便利である→なぜならば→そこには有る→大きなショッピングセンターが→位置している→街の中心部に。
意 私の地元はとても便利だ。街の真ん中に大きなショッピングセンターがあるからだ

convenienceが正解です。「おそらく」の解釈なので自信ないですが(ていうか全部だけど)、convenienceは名詞であるため、「My hometown is very convenience」だと、
「私の地元 イコール コンビニエンス」なので、「私の地元はconvenienceという街だ」という感じになってしまいます。
「私の地元は便利だ」、「私の地元は便利な街だ」と表現したいなら、形容詞であるconvenientを使うほうが良いのだと思います。難しいね。

convenienceを使う機会といえば、なんつってもコンビニエンスストアだと思いますが、たぶん多くの人が「便利な店」と翻訳すると思います。
しかし、文法的には正解とは言えないでしょう。僕の解釈では「コンビニエンスストア」は「便利を売る店」です。
「ドラッグストア」は「薬な店」ではなくて「薬を売る店」ですよね。
日本語でもおなじですよね。「肉屋さん」は「肉な店」じゃなくて「肉を売る店」ですね。
ちょっとややこしいかもしれない。ごめんなさい。



9
原 Do you sure you have enough money to buy that expensive coat?
正 Are you sure you have enough money to buy that expensive coat?
直 こうですか?→あなたは確かですか?→持っていますか?→お金を→買うための→あの高価なコートを。
意 あなたは、あの高いコートを買うお金をちゃんともっていますか?

直訳文がかなりうっとうしくなってしまいましたわ。相当しつこい人ですね。まあ直訳ですから許してください。
で、文頭の「Do」選ぶのが正解です。そして「Do you sure」と「Are you sure」の違いについてです。
違いというか「Do you sure」は、たぶん使われることはないと思います。無理やり翻訳すると「あなたは確実をしますか?」ですかね?
「確実に」ではなく「確実を」という、おかしな口調になりそうです。使わないでしょうね。

一方「Are you sure?」はよく使われます。「本当に?」というような意味です。
「大丈夫ですか?」「ちゃんとしてますか?」「合ってますか?」「僕しつこいですか?」って感じです。最後のは嘘。
この問題文だと、「お金大丈夫ですか?」と聞くために使われているようです。



10
原 One of the greatest challenges Japanese society is facing are its aging population.
正 One of the greatest challenges Japanese society is facing its aging population.
直 ~の中の一つ→重大な課題→日本の社会における→は、これである→直面している→それ自身の高齢化社会に。
意 高齢化社会は、日本が直面している重大な社会問題である。

「are」を選ぶのが正解です。これも自信ないんですけど、たぶん「are」は不要なんだと思います。
「are」を入れたまま強引に翻訳するとこうなると思います。
「日本の社会における重大な課題は、直面していることである。は、その老年人口である。」
イラっときますね。「are」はbe動詞なので、直前の名詞がどんなものなのかを、他の単語に説明させる働きをします。
あそこに「are」が入ると、「日本の社会問題 is 直面していること」と一旦説明したことを、「are その老年人口」とさらに説明する構造になり、
「日本の社会問題は、直面していることは、その老年人口である。」のような、ちょっとアホな口調になってしまいます。「are」入れないほうが良さそうですね。

もし「are」の代わりに他の単語を使うとしたら何だろな?と考えてみたんだけど、よくわかりませんでした。
可能性があるとすれば、toとかwithとかの前置詞だと思って調べてみたけど手応えなかったです。中途半端ですいません。




さて、今回はここまでにしておきます。続きは、実際の過去問題に即して書きたいと思っていますが、
間に合うかどうかわからないし、また予定変更になるかもしれません。
なんにしても、常にあなたの成功を祈っていますよ。でわでわ。