ホイミンとお泊まりデートに来ました。
今日の宿はシックな偽セレドのお宿です。
↑↑↑
前回はグランゼドーラのスイートルームで奮発し過ぎたので今回はここで我慢してもらいます。
「ホイミンここが今夜泊まるホテルだよ。アンティークチックで素敵だろう?」
「へえ、前に比べたならずいぶん格落ちしたホテルだねぇ」
魔物は気づかうという事を知らないようです。
「すみません、一番安い部屋を予約していたものだが」
「えっと、申し訳ございません。聞こえなかったのでもう一度お願い出来ますか?」
「一番安い部屋を予約したボソボソ・・・・・・」
「ああ!いっちばん安い部屋をさらに値引き出来ないかって交渉してきたユアサ様ですね!お待ちしておりました!」
このフロントも気が利きません。
「ユアサ様はこのホテルのやっすい部屋をよくご利用されるVIP様ですので、品質はそのままに更に安く致しました!」
「ユアサはVIPなんだ!すごいね!」
「まぁね・・・・・・・・・」
「あっ、お連れ様は魔物もOKですよ!なんたってユアサ様はこのやっすい部屋をいつも予約されるVIP様ですから!」
「わぁぁあ!さすがVIPは特別待遇だ!ますますユアサに惚れちゃいそうだよ!」
ホイミンが理解できない魔物で良かったです。
着いたばかりなのに疲れました。
これが普通のオナゴだったら恥をかくところでしたがホイミンだったので上手く誤魔化せたようです。
「この部屋だよ。前に比べたら狭いけど快適だろう?」
「わぁぁあ~!壁に緑のコケがついてる!素材がもらえる部屋に泊まれるなんてさすがVIPユアサだよ!」
「あまり大きな声出さないで、壁薄いから」
「でもほら。安い割にお風呂もついてるし至れり尽くせりだろ?」
「わっ!浴槽の木にキノコが生えてる!食べ物がダダで手に入る部屋に泊まれるなんてさすがVIPユアサだよ!」
「ホイミン、ちょっと静かにして」
「ここはベッドルームだよ」
「なんでベッドが2つもあるの?」
「なんでって・・・・・・二人で泊まるからツインを選んだんだよ」
「えー、ベッドは一つで良かったのにな」
ホイミン、いきなり大胆発言です。
「ホイミン、照れずにハッキリ言ってごらん」
「えー・・・・・・恥ずかしいなぁ・・・・・・んとね」
「今夜ホイ美ちゃんと約束があるからボク夜いないんだよねえ。だからユアサ分のベットだけで良かったんだ///」
「あっ、そうなの?じゃあホイ美ちゃんとココ使えば?」
「大丈夫!ボクが出て行くからユアサはベッドを交互に使ってゆっくり寝なよ!じゃ、そろそろ行ってくるね!」
ふわふわ・・・・・・バタム。