ボケた母ちゃんが遠くを見てる
病院のベッドで死んだように
俺の少年ばっかり探してる
俺は母ちゃんの手を握る
母ちゃんは俺に笑いかける
その後すぐにずっと遠くを見た
俺の机の引き出しには
まともな字を書けた頃の
大きな女性の手紙がしまってある
どれだけ人を愛しても
愛し抜いたとしても
母親の身体に戻ることはできない
それは弱いということじゃない
それは怖いということじゃない
それは男らしくないということじゃない
とどまることを知らない不安が
別の女を欲しがってる
抱いても抱いても
最後にはひとりになる
oh mother...
笑ってばかりいる
だから俺は
何故笑ってるんだい?って聞くと
また遠くをみて
ただ笑ってるだけ
高速道路の下を俺は
死にかけた母ちゃんを病院へ
ゆっくりゆっくり
走らせてる
もうすぐ母ちゃんは
俺が誰かも
そして此処が何処かも
そして全て
わからなくなってしまうだろう
苛立つ俺は家へ帰り
ため息を二つつき
屋上へ足早に駆け登った
天国の向こう
俺たちはいつかのシャボン玉みたいだ
一体俺たち何処へ流れて行く
それは弱いということじゃない
それは怖いということじゃない
それは男らしくないということじゃない
とどまることを知らない不安が
別の女を欲しがってる
抱いても抱いても
最後にはひとりになる
oh mother...
笑ってばかりいる
だから俺は
何故笑ってるんだい?って聞くと
また遠くをみて
ただ笑ってるだけ