「年収400万円台~買った家実例」


という見出しが目に飛び込んできた。


SUUMO首都圏版 新築マンション2010 03.09号だ。



勿論、最近の、例えば35才の平均年収はこれくらいなので、そのくらいの人達が買うことのできる「家の実例」かと思い、それを駅のラックからもらってきた。


しかし、、、、


なかなかそれは見つからなかった。ページをめくっても、めくってもマンションの広告ばかりだ。


そして、目次にもどり、やっとそれを発見した。


その特集は、たったの4ページであった。それも、年収は、400万円台、600万円台、800万円台、1200万円台が1ページごとを占め、400万円台の実例は1件だけ。それも、東京都荒川区(山手線日暮里駅)の1LDKの3260万円のマンションであった。


年収400万円台の24歳のSさんが、1LDKの3260万円のマンションを35年のローンを組んで買いました、という話だ。


やっぱりSUUMOは、低収入の人達向けではなっかたか、ということを確認したようだった。


住宅を買うか、買わないか。


その決定権は、やはり女性にあるようだ。



出典は、国土交通政策研究第65号、

住宅の資産価値に関する研究 2006年3月から。


http://www.mlit.go.jp/pri/houkoku/gaiyou/pdf/kkk65.pdf


その中に、住宅の(価格)評価について次のようにある。(133ページ)


「、、、一方、日本の消費者の現状としては、立地や見栄え、日照、防犯性などイメージしやすいものに対して高い評価を与えていると言える。耐久性や可変性はイメージしにくいためか、感性として理解していないと考えられる。このことはバリアフリー住宅の普及率の低さからも見てとれる。、、、」



住宅に対する感性が、その価格評価と直接に結びついているということか。イメージとしては、女性が服を買うのと同じ感覚で住宅を購買しているのではないか、というように想像される。住宅は家族を包み込む「衣」であり、一般に、新築の住宅が中古住宅よりも好まれる理由は、新着が古着より好まれるのと同じではなかろうか。


しかしながら、「ファッション性」にすぐれている住宅が、家族のみんなにとって「いい家」であるとは限らない。忙しい男性たちも、住宅購入に対する発言権を高めていかなければならない時ではないかと感じる。

国土交通省の住宅市場動向調査は、分かりやすい。


http://www.mlit.go.jp/common/000042501.pdf


「平成20年度住宅市場動向調査について」

平成21年6月18日

国土交通省 住宅局 住宅政策課


まあ、ほとんどの数字は、平均して出てきたものなんでしょうが、

注文住宅、分譲住宅、中古住宅、民間賃貸住宅、リフォーム住宅

についての傾向のようなものがある。


例えば、居住人数であると、民間賃貸住宅では、1~3人が多く、

分譲、中古住宅では、2~4人。注文住宅では、5~6人のテールが

長く出ている。


また、注文住宅の世帯年収の平均は、694万円。分譲住宅、709万円、

中古住宅、616万円。民間賃貸住宅、452万円。リフォーム住宅、672万円。


2世帯住宅で、注文住宅となる傾向が高く、年収が少なくなってきた為に

中古住宅の需要が伸びてきていることが、この資料から伺える。