昨年劇場で観る事の出来なかった黒木和雄監督の遺作「紙屋悦子の青春」を連休中にようやく観ました。
決して派手な映画では無いですが、色々と考えさせられる素晴らしい作品でした。
「TOMORROW 明日」「美しい夏キリシマ」「父と暮らせば」と映画を通して戦争の悲惨さを伝え続けてくれた黒木監督。この作品でもそれが十分に伝わって来て、観終わって本当にグッと来てしまいました。
昨年は「ゆれる」「フラガール」「嫌われ松子の一生」と個人的に当たり年だったのですが、もう1作忘れられない作品が増えました。
黒木監督は次回作に「火垂るの墓」を撮る予定だったそうです。この平和に対する思いをぜひ伝え続けていっていただければと思います。