観てきました、今日から公開のドラクエの映画。
そもそもドラクエシリーズを一個もちゃんとクリアしたことのないボクが、なぜ映画を観に行ったか??
それはたまたま夏休みを利用して「ドラクエ11」をやっている最中だったからです。
超ニワカの感想ですが、ぜひご覧くださいー♪
今回はネタバレなし部分とネタバレあり部分で分けて書きます。
●どんな映画なのか?
スーパーファミコンで発売された「ドラゴンクエストⅤ天空の花嫁」をベースにしたフルCG映画です。
PS2やDSでも発売されたいるシリーズの中でも人気タイトルです。
総監督には、公開されたばかりの「アルキメデスの大戦」や「ALWAYS 三丁目の夕日」「STAND BY ME ドラえもん」で有名な山崎貴。声優さんも有名な方ばかりで、非常に豪華な作品です。
●感想(ネタバレなし)
全クリするのに何十時間もかかる(らしい)ドラクエⅤの物語を、2時間を切る短時間に収めている時点で「お話に付いていけるのか?楽しめるのか?」という部分が鑑賞前にちょっと心配していた部分でした。
観た後の感想としては、全く置いてきぼりな状態にはならなかったです。
ただし、「きっとココ、ハショったな」と感じてしまう場面は多く、特に序盤〜中盤は物語がダイジェスト版感が強いな、と嫌でも感じてしまいます。
特にヒロインの2人も唐突に出てくるので、「いきなり結婚なんや!?」ってなります。
仕方ない部分ですが、「世界観に没入する時間的な余裕が無い」というのは非常に残念でした。
ゲームをプレイしたことある人なら自動的に脳内補完されるかもしれませんが、ゲームを未プレイな人はやや説明不足感や、物足らない感じになりそうな気がしました。
ただし、そもそもゲームやったことがある人向けの映画だと割り切っていたので、上記は仕方ない部分だと思っています。
そのハンデがあっても「つまらない」と思わされることはそんなにはなく、クスっと笑えるシーンや、迫力のアクションシーン、可愛らしいヒロインが出てくるシーン...等々で上記の残念な部分をギリ打ち消してくれます。
逆にゲーム版やってないからこそ、思い入れがそんな無いので特別に気になるシーンが少なかったのかもしれないですが...。
きっと思い入れがある人だと「そこはカットするなよ!」とか「そんな改変は許さん!!」てなりそうです。
おなじみの音楽も、映画館の音響で聞くとやっぱり嫌でもアガる部分。
ちょっとした場面の音楽も、今やってる「ドラクエ11」と同じBGMが流れるシーンがあったりして楽しめました。
今人気の俳優や女優を使った声の演出も、鑑賞中に特に気になることはなかったです。
ちなみに有名なヒロイン選択問題の部分も、きっといい感じにどちら派も納得できるようになっているのではないか?と思いました。
以下、ネタバレを含みます。
●感想(ネタバレあり)
正直、観る前は原作があるものなのでネタバレが有りとか無しとか、そうゆう類の作品ではないと思っていましたが、ラストで急に「!!」となります。
山崎監督はゲームの映画化は嫌でオファーを断り続けていたそうですが、「あるアイデア」が生まれたから引き受けたとインタビュー等で語っており、まさにこのラストのことだったのかと納得しました。
簡単に言ってしまうと、ラスト10分くらい前に「今まで観てきたものはゲームですよ」とゲームに侵入してきたウイルス?みたいなヤツ(カオナシの進化系みたいな)に言われ、さらには「大人になれ」と主人公に迫ります。
その時、戸惑う主人公の前に旅を共にしてきたスライムくんが現れ「ボクはウイルスに対抗するワクチンなんだ」と告げ、一緒にウイルスをやっつけます。そして主人公は「ゲームでもこの経験はかけがえのないものだし、大切にしたいぜ!!」的な気持ちになり、物語が終わるのを惜しみつつ仲間たちとのお別れの時を迎えます。...やや記憶が怪しい部分もありますが。
それまで薄っすら気になるように所々に散りばめてあった伏線も「ゲームの設定だった」という形で一応解消されます。
急に作品の映像がメイキング動画によくあるヤツのようにポリゴンになって表示され、消えていってしまう...この世界は作られモノだと示すシーンは斬新で驚いた方も多い気がします。(ここは言葉での説明はなかなか難しいです)
ただし、このやり方は結構賛否が分かれるような気はします。
特に昔から思い入れのある人は、純粋にストーリーをもっと描いて欲しいと思う気がしますし、単純に物語に浸りたいと思っていた人にはなんじゃこれなエンディングです。
作者側からすれば、ゲームの思い出や達成感を「所詮ゲームでしょ」とバカにされて悲しんだり、いつの間にかゲームで味わった感動を忘れてしまった人に向けた最大のエールのようなものだと思います。
個人的には過去に似たようなオチの作品はあると思いますが、まさかドラクエでやるか!!といい意味で驚きました。
だから副題が「ユア・ストーリー」だったんだーっと妙に納得しました。
あと、このオチについて2点言いたいことが...。
1点目は、せっかくならこのオチの部分(ゲームセンターでの主人公等)は実写にしちゃって良かったのではないかという点です。
その方が「ユア・ストーリー」という、この作品の一番のメッセージがもっとストレートに伝わるような気がしました。
2点目は、作品のターゲット層にこのオチが響くのか?という点です。
予告から受けた印象では、今時の若者に向けた作品であるように感じましたし、実際に映画館も夏休みということもあり中高生が多かったように思います。
しかし、このオチがビシっと響くのはおそらくシリーズを昔からプレイしてきた「大人」ではないかと思えてしまいました。
逆に実際にこの作品を観た中高生の感想を聞いてみたいと感じました。
●まとめ
10段階で評価するなら7くらいです。
絶対にゲーム版をプレイした人の方がより楽しめる作品なのは間違いありません。
むしろゲームのプレイ経験自体よりも、プレイした「体験」をしっかり持っている人向けだと思います。
しかし、ボクのような未プレイの人間でも、一定の満足感を味わえると思います。
ただし、ストーリーがダイジェスト的に短縮されたものである点と、前述したようにこの作品のオチには好き嫌いが分かれますので、絶対的に「嫌いな作品」だと思う人もいると思います。
とりあえず未プレイの人は、今から大急ぎでドラクエⅤをプレイして、映画を観に行くべきです(笑)
無理な人は、映画観てからゲームを始めてもいいかもです。(中古、安く手に入りますし)
ボクは帰りにブックオフでPS2版を500円くらいで買いましたよ!!勢いでスーファミ版も500円で買ってしまいました(笑)
ゲームがやりたくなる作品であることは間違いないと思います。