日時:2015年7月29~30日
コース:7月29日:猿倉猿倉→白馬尻→大雪渓→葱平→村営頂上宿舎(泊)
7月30日:頂上宿舎→清水岳(祖母谷)分岐→清水平→清水岳→清水尾根
→湿原→清水岳→頂上宿舎→大雪渓→猿倉
(北アルプス)
白馬岳大雪渓コース入口の猿倉山荘です。猿倉山荘から白馬尻へは林道と林道ショートカット道を歩いて行きます。今回は南ア・北岳周辺と清水(しょうず)尾根の2ヶ所のみに咲いているミヤマハナシノブを観に清水尾根へ行きます
白馬尻小屋です。 小屋前の大岩に記された歓迎の文字「おつかれさん!ようこそ大雪渓へ」に出迎えられました。到着後、白馬尻小屋前で休憩しながら大雪渓を眺めます
大雪渓への登山道脇に咲くキヌガサソウの群生です
登山道脇から大雪渓を眺めます
登山道脇に咲くオオヒョウタンボクです
真夏でも涼しい白馬大雪渓を歩きます。 雪渓上には紅ガラが一直線上にまかれています
大雪渓上部で振り返り見る、大雪渓を登る登山者の列です。このコースは人気が有るので登山者が多いです。この後、ザレタ登山道となりますが、葱平( ねぶかっぴら)辺りから色々な高山植物を観ながら登ります
葱平のシロウマアサツキです。この後、主稜線までの登山道脇には色々な高山植物が咲き続いています
シロウマアカバナです
ミヤマクワガタです
白馬岳のお花畑は百花繚乱です
ミヤマオダマキです
シナノキンバイです
ミヤマアケボノソウです
咲き残っていたウルップソウです
チシマギキョウは花に毛が有ります
イワギキョウは葉に毛が無く、チシマギキョウよりやや小ぶりです
主稜線の縦走路から眺める白馬岳です。白馬山荘も見えます
清水岳(祖母谷)方面への分岐付から眺める旭岳です。明日は旭岳は登らず清水(しょうず)尾根へは巻き道を歩きます
宿泊する村営白馬頂上宿舎付近から眺める、杓子岳~白馬鑓ヶ岳です
村営白馬頂上宿舎付近から眺める、丸山です。この日は村営白馬頂上宿舎にお世話になります
二日目朝の村営白馬頂上宿舎です。ここの小屋は白馬岳直下の白馬山荘に比べると人気(にんき)が無い分ゆったりと利用できることが多いので昔から利用しています。当日も白馬山荘は満員で窮屈だったらしいです
タカネマツムシソウ咲く清水岳(祖母谷)方面への分岐付近です。小屋で素早く朝食を済ませ、清水尾根へミヤマハナシノブを観に往復して来ます
清水平(2585m)に咲くコマクサです
清水平に咲くミヤマムラサキです。泊った山小屋のスタッフさんは、清水岳を越えて下った辺りの花畑がすごいと言っていました。また、清水岳を「しょうずだけ」と読める人は少ないですよと言っていました
ライチョウです
クロユリです
白花のハクサンフウロです
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清水岳直下の道標です。清水岳の最高点(2603m)は北側に有り、三角点(2590m)は南側に有りますが何れも登山道は有りません。ここから祖母谷方面へ花を観に急坂を200m以上下って戻って来ます
清水尾根下り(祖母谷方面)の途中に有った道標です。「労多くして楽しみ多し 根気よくガンバレ!」と書かれていました
「労多くして楽しみ多し」です。何故か気に入ってしまった言葉です
今回のお目当ての清水(しょうず)尾根のミヤマハナシノブです。北岳でミヤマハナシノブを観てから気になっている花で、各地のミヤマハナシノブを観たいと思っていました
ミヤマハナシノブは南ア北岳と清水(しょうず)の二か所のみに咲いていると言われています。当日は雨に濡れてしぼんでいますが、それでも色合いが良いので「隠れた人気の花」と云われているのが分ります
ミヤマハナシノブを観た後も、清水尾根を下り樹林帯まで行きました。途中に有った雪田です。このコースは行き交う登山者もほとんどなく、静かな花の山旅となりました
清水岳からの下りは雪田と池塘と花畑の尾根でしたが、清水尾根の2350m付近で樹林帯に入り展望が無くなったので、この後、清水尾根を登り返しました。急坂を登り切った清水岳直下道標で休憩をした後は、往路を戻りました