イヌワシの風景印が有る二つの郵便局と翁倉山

日時:2021年8月24日

 

 宮城県の翁倉山付近の地図を見ると、横山郵便局と北上郵便局を結んだ一線上の真ん中付近に翁倉山が有ります。翁倉山は天然記念物のイヌワシの生息地と指定されている山で、横山郵便局と北上郵便局はそれぞれのイヌワシの風景印が有る郵便局です

 

 東側の大盤峠から眺める2020.2の翁倉山(532m)です。翁倉山はイヌワシの生息地と指定されている山ですが、近年はイヌワシの営巣が確認されていないそうです。イヌワシが再び南三陸に戻ってくることを目指し、「南三陸イヌワシ火防線プロジェクト」さんは、最終的に町界尾根の全線をトレイルとして整備し、イヌワシの狩場となるような空間を作り出しているそうです。

 私もイヌワシの再来が気になり、志津川湾を囲む馬蹄形分水嶺尾根の峠と山を歩きました

 

 登米市の横山郵便局(左正面)手前の交差点に翁倉山への案内板が有りました。2020.2に横山地区から翁倉山(532m)に登った時は案内板は無かったので、最近(2021年5月に)取り付けられたようです。また、この先の翁倉山への林道分岐の案内板も新しいものに取り替えられていました
 

 横山郵便局と北上郵便局の風景印です。当日、横山郵便局と北上郵便局へ行き、持参したイヌワシの切手とポストカードに風景印を押して頂いました。なお風景印に合わせたイヌワシの切手(1972年シリーズの普通切手)は、通販にて取り寄せていました

 

 横山郵便局の風景印には、天然記念物のイヌワシと翁倉山と横山不動尊青銅五重塔とウグイ生息地・横山不動尊池が描かれています。局の担当者は風景印の扱いに慣れてないようで出来栄えがイマイチでした。この後、北上郵便局へ移動します

 

 南側の北上川から眺める(2020.2の)翁倉山です。南側山麓に北上郵便局が有ります

 

 石巻市の北上郵便局から眺める翁倉山です。北上郵便局は東日本大震災の津波被害で長期間閉鎖されていましたが、昨年(2020.4.12)高台に移転し営業再開されました。なお風景印の使用再開は4ヶ月後の2020年8月3日からでしたので、風景印使用中断期間は約9年5ヶ月間とのことでした

 

 北上郵便局の道路向かいの北上中学校の外壁にイヌワシがデザインされていました

 

 北上郵便局の風景印には、イヌワシと太平洋とヨシ刈りがデザインされています。なおイヌワシは旧北上町の町鳥でした。※北上郵便局の担当者は風景印の扱いに慣れておられる方で良かったです

 

 北上中学校の外壁のイヌワシは、切手のイヌワシのように躍動的ですね。早く中学校の背後の翁倉山域にイヌワシがペアで戻って来てほしいですね

 

 

参考:イヌワシが描かれている山形県八幡郵便局の風景印

 鳥海山地元の八幡郵便局オリジナルの風景印は、鳥海山とイヌワシの若鳥と猛禽類保護センターが描かれています。このようなイヌワシの若鳥(三つ星)を、先週(8月16日)岩手県で見る事が出来ましたので下記に載せます

 

 

日時:2021年8月16日・岩手県

 遠くでイヌワシが飛んでいました。白い箇所が三ツ有るので幼鳥で「三ツ星」と言われています

 

遠くで旋回するイヌワシです

 

遠くで背を向けて舞うイヌワシの幼鳥です

 

 遠くのイヌワシの腹側を見ると、私のコンデジでは真っ黒になってしまいます

 

 イヌワシは旋回した後は遠くへ飛んでいきました。この幼鳥も親鳥のテリトリーから出る時が来ますので、そのときは遠いですが翁倉山まで飛んで来て定住してほしいですね