時計 | Another Half Moon

Another Half Moon

そういうこと。

私が小学生の頃、毎朝7時に目を覚まして、学校へ行く時間はいつも決まって7時44分でした。

あの頃の私は何故か、テレビの右上に並ぶ7:44という数字に美しさを感じていたんです。

それが遅刻ギリギリの時間だったという訳でもなく、なんとなく好きだったんでしょうね。

時間はたった1分過ぎるだけで、その並びが変わってしまいます。どうせならもっとキリのいい並びにすればいいのに。

7+4=11 の気持ち悪さが嫌いな人は少なからず居るのではないでしょうか。「7:44」数字を足すと 7+4+4=15 で少しは綺麗な気がしませんか?

そうやって、謎の気持ち良さを見届けて毎朝登校していました。

今も昔も、時間というものは一定のリズムで流れていて、人によっては時間単位で、あるいは分単位で生活しています。

ところで、「時が流れる」という言葉はよく耳にするフレーズだと思いますが、これってなかなか素敵な表現だと思うんです。

刻一刻と迫るなんて云うように、刻むという文字を使わずに、流れるという文字を使って、時間が過ぎて行くことを巧く表していると思うんです。



時間を気にせずのんびり過ごしたい。こう思うことがあると思います。だけど、残念ながらそうはいかない毎日がほとんどでしょう。

外で遊んで暗くなったら帰る。幼い頃とは違い、何時の間にか時間を気にしない人は居なくなりましたね。

あちこちにある時計の中でも、一番見るのは腕時計だと思います。それは自分だけの時計とも云えるでしょう。

だから、気に入った腕時計をつけていると、時間を見るのが少しだけ楽しくなるような気がするんです。

腕時計って信じられないくらい高いものから、子供でも手に入る安いものがあるじゃないですか。

だけど、どんな人でもさっきのような楽しみが、少なくともひとつはありますよね。

時間は平等というのだから、どんな時計にもまた、新しい時計で時間を見るという楽しみが、おまけのように付いてきているように思います。

私も最近、新しい時計を買いました。誰かのプレゼントでもらった時計、就職祝いでもらった時計、頑張った自分へのご褒美で買った時計。いろいろあると思います。

それが見慣れてしまった時計でも、もう一度、時間だけではなく、時計を見てみるのも良いかもしれませんね。

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