【気になる展覧会】

(行くとは言っていない…)


個人的に気になる展覧会です。
時間や場所の都合もあって行くことができないものも多く含んでいます。

新型コロナウイルスの影響で、多くの博物館が臨時休館または展覧会の中止/延期を発表しています。

緊急事態宣言が少しずつ解除され、博物館も少しずつ再開の動きが出ています。
再開してもすぐには行けないし…。
今年はほとんど行けないかも。あぁ、私の気分転換の時間が…。
色々計画していたのですが、とても残念です。

 

*延期になっている展覧会

・MIHO MUSEUMコレクションの形成

 (MIHO MUSEUM

 ここのコレクションはなかなかすごいので、行ける機会があるときはちょっとした旅気分も含め、楽しみにしているんです。

 MIHO MUSEUMのことをあまり知らないので、行ってみたいと思っていました…。

 

・山本 二三展

 (佐川美術館

会期は6月5日(金)まで。行けそうにありません。

アニメーションの美術監督・背景画家である山本二三作品集。彼の作品が好きで、だいぶ昔、関西圏で見に行ったことがある気がします。

もう一度見たくて楽しみにしていました。

 

京都市京セラ美術館

リニューアルオープンとなるはずが、開幕延期。ようやく5月26日に再開の見通し。

当面は京都府内在住の方のみ。

開館して感染が拡大したら余計に大変なので、府外の人が来館できるようになるまでゆっくり待ちたいと思います。

 

・チェコ・デザイン 100年の旅

 (京都国立近代美術館

会期の延長が発表されました。

私はチェコには縁がなく、何も知らない。でもチラシを見たとき、独特のデザイン性に惹かれました。

知らないから見逃してしまうものを拾い上げてくれるのが博物館だと思います。

もちろん行けないことも多いし、やっぱり見逃してしまうことも多いんだけれど、気付きと発見を提示してくれる存在。

自分の日常生活に入ってきてくれるか、通り過ぎてしまうか。受け止められるか、気付けないか。本当に些細なことなのだけれども。

Youtubeで会場が公開されているので、行けるようになったら、行く前に予習して行こう。

 

・開館60周年記念名品展Ⅰ モネからはじまる住友洋画物語

 (泉屋博古館

会期が延長され、7月12日(日)までに。

つい最近、その存在を知って、行ってみたいと思っていました。展覧会名も面白そうですよね。

どんな博物館なのか、展示の特徴も全く知らないので、すごく興味を持っていました。

 

・若冲誕生 ~葛藤の向こうがわ~

 (福田美術館

2019年10月に開館した美術館です。

SNSなどでよい評判を聞くので、どんなところか行ってみたいと思っています。

会期は7月26日(日)までに延長。

行きたい!

 

・フランス絵画の精華

 (大阪市立美術館

この春、一番楽しみにしていた展覧会かも。

会期は8月16日(日)までに延長されました。

混雑しそうですね。いつ行けるだろう。

館長のメッセージ」に涙がこぼれました…。

 

東京・首都圏はもう少し時間がかかりそうです。

集客を求めてはいけないし、でも開館したいし、というジレンマ。

お客さんからしてみれば、行きたいし、でも感染を広げる可能性もあるし、というジレンマ。

難しい。

・建築をみる2020 東京モダン生活 東京都コレクションにみる1930年代

 (東京都庭園美術館

本展は、年に一度の建物公開展。昨年、初めてこの博物館に行ってすごく楽しかったので、もう一度訪問してみたかった。

 

・ピーター・ドイグ展

 (東京国立近代美術館

展覧会チラシを見てめちゃくちゃ惹かれた展覧会です。

行けなくなって残念。

 

 

2020年2月に第39回世界遺産検定を受検しました。合格までの記録です。
世界遺産検定に興味のある方、2級と3級どちらを受けようかと迷っている方の参考になれば幸いです。

1-1.世界遺産検定とは
1-2.勉強前の私のレベル
1-3.受検級の目安について
2-1.勉強方法について
2-2.必要不可欠なテキスト
2-3.参考文献
2-4.周辺情報
2-5.勉強スケジュール
3-1.試験前日
3-2.試験当日
3-3.試験後と受検した感想

1-1.世界遺産検定とは
世界遺産検定は主催の世界遺産アカデミーの言葉を借りれば、「世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け」ること。
私の解釈で言えば、人類が長い歴史の中で大切にしてきた文化や歴史を検定を通して理解すること。
海外に行くときに、世界遺産だから観光しよう、とか見ておくか、といった訪問場所のある一定の判断基準になることが多いと思います。
世界遺産=有名またはその国の歴史を表すもの。という認識ですね。
受検級は1級~4級までと、1級の上にマイスターがあります。
2級の合格率は45%程度、3級だと7割を超えます。
世界遺産はすでに1,000件を超え、年々認定されるため、今後もどんどん増えます。

1-2.勉強前の私のレベル
私が世界遺産検定に興味を持ったのは、ツイートで偶然その言葉を見つけたから。
(おそらく12月に1級の試験があったので、ツイッターで話題になったんだと思います)
ちょうど仕事以外に目を向けたいと考えていて、いい気分転換になるかも、と思ったのが興味を持ったきっかけです。

当時のレベルは、
・学生時代は日本史専攻(世界史はやっていない)
・旅好き
・古代遺跡好き
・問題の傾向は全く知らない
・3級を受けたことがない
全くまっさらの状態でした。

1-3.受検級の目安について
2級を受けるか、3級を受けるか随分悩みました。
・マイスター:世界遺産全件:論述形式
・1級:世界遺産全件:マークシート形式(90分)
・2級:日本+世界の主要遺産300件:マークシート形式(60分)
・3級:日本+世界の主要遺産100件:マークシート形式(50分)
・4級:日本+世界の主要遺産32件:マークシート形式(50分)
なにせ初めて+何の予備知識もないので、3級かなぁと思っていたのですが、3級だと2級を受けないといけない(3級で留まるつもりがなかったので)。私の場合は教養として知識を得るための勉強であり、業務にも仕事にも活かせないので、最上級を目指していません。
そこで目安としたのが、合格率です。
2級の合格率は45%程度、3級だと7割を超えます。
他の検定…例えば漢検であれば、2級の合格率は20%程度、3級が45%程度。
簿記検定であれば、2級の合格率は21%程度、3級が51%程度。
と考えたときに、2級の合格率が私が受検したことのある資格試験の3級レベルだったので、2級でもいけるかも、と思いました。
世界史を専攻していないというのは不利だと書いてあるサイトもありましたが、旅好きでカバーできるだろうと思いました。ただし、近年は家の事情で旅ができないので、知らない場所はたくさんあります。
公式テキストを見るまでは、世界の主要遺産300件というのが何を表すのか分からず、出題範囲が想像できなくて、とても悩みました。
もっとも一番の判断基準は、公式過去問題集が、、1・2級、3・4級で分かれていること。
3級を受けた場合、また2級の過去問題集を買い直ししなければなりません。2・3級用であれば、問題集を次に活かせるので、3級から受験したかもしれないですね。
結局は金銭的な事情と仕事の関係で次の検定試験を受けられるか分からないので、いきなり2級を選びました。

2-1.勉強方法について
通勤時間をそのまま勉強時間に充てました。帰宅後別途勉強時間を確保することはできないと初めから考えていました。
ネットで情報収集していると学生の方であれば2週間程度で知識を詰め込むということだったので、1日1時間、勉強時間を確保できれば大丈夫かなと考えました。
また「主要遺産300件」が公式テキストに載っている遺産件数だということが分かり、出題範囲はテキストからしか出ないことが分かったのも大きいです。全件のうちのランダム300件だときりがないですから。

2-2.必要不可欠なテキスト
公式テキスト公式過去問題集です。


過去問題集は直近の1冊を用意しましたが、2冊あるとより安心かもしれません。出題形式に慣れておくことは非常に重要です。似た問題が多く出ますし、問われ方を参考にして、テキストを読み進めると理解が早いです。

2-3.参考文献
公式テキスト以外で私が勉強の参考にしたのが、
a.世界遺産データ・ブック-2020年版
b.世界遺産なるほど地図帳
です。
a.は最新情報を得るために、b.は公式テキストのようにカテゴリー別にまとめてあって分かりやすいです。

b.は新訂版が出ています。私は図書館で借りたので、古い版ですが、問題はありませんでした。


2-4.周辺情報
私は2月に受検したため、公式テキストには最新情報が反映されておらず、別途情報収集する必要がありました。
毎回数問程度、最新情報に基づく問題(次回の世界遺産委員会開催地、日本の登録候補地など)が出題されます。その対策をするか否かは個々人の戦略によりますが、単純に周辺知識として知っていて損はないので、私は集めていました。もっとも試験勉強を始めると世界遺産にまつわる情報を気にするようになって自然と耳に入ってきますが。

試験前は、世界遺産最新情報文化庁世界遺産オンラインガイドのサイトで確認しました。

2-5.勉強スケジュール
第39回検定日は2020年2月23日でした。
私が公式テキストを購入したのがお正月。
約2か月の勉強期間です。
毎日1時間、通勤電車で勉強。ひたすらテキストを読み直しました。メモをするのは自宅で。車内では必ず座れるように、乗換駅まで急行電車15分のところを普通電車45分に切り替えて、座って落ち着いて勉強する時間を確保しました。
仕事をしているといつ予期せぬ残業で帰宅時間が遅くなるか分からないですから、確実に勉強時間を確保できる環境を一日のどこかで必ず設けた方がよいです。

1月中にテキストを読み終わって、2月初めに過去問を解く。1週間で5時間の勉強時間を確保する。
厳しめのスケジュールにすると挫折しそうなので、クリアできるくらいの緩めに目標を設定。
1月下旬にテキストを一通り読み終えたので、いったん過去問にチャレンジ。57点。
全然分かりませんでした。細かい内容を覚えておらず、世界遺産の概要も理解していない。
日本の世界遺産は何度も読み返すこと、世界の世界遺産300件はキーワードで覚えることを意識し、2周目に入りました。
そして2月の上旬に別の過去問を解いてみるも、62点。点数が伸びず、細かい部分が全く覚えられないという焦りが募っていきます。世界の遺産は遺産名で内容が思い出せず、他の世界遺産との関連性が精査できていない=結局曖昧にしか覚えていないという結果に。
応用力がついていないんですね。一つ一つは分かり始めても、つながりで覚えられない。すぐに似た単語がごちゃ混ぜになり、違いが説明できません。テキストを読み込むことで解決するのか、カテゴリーをきちんと理解するところから始めないといけないのか、勉強の方向性が見えません。
結果的にはマインドマップを作るのがいいんだろうなと思いました。実際に書きながら関連する単語や遺産名、その周辺知識を確認していくのがいいと思いますが、私が「書く」作業をするのは自宅のみ。家で勉強する時間はほとんど取れなかったので、頭の中でマインドマップをイメージしていました。
ちょうど新型コロナウイルスの影響もあってマスクをしていたので、小声を出しても誰も気にしません。
マインドマップの詳細は、こちらのサイトが参考になります。

登録基準の覚え方は、色々な語呂合わせがありますが、こちらのサイトが私の覚え方と近いです。(x)はten滅(=10番絶滅)と覚えました。

ツイッターで見つけた↓のサイトが私にはしっくりきまして、お世話になりました。


年号の語呂合わせもネット検索で色々出てきます。その中から自分が覚えやすいものを取り入れるとよいと思います。
またたまたま東京に行く機会があったので、せっかくなので、国立西洋美術館に立ち寄りました。
ル・コルビュジエの「ピロティ」ってこれかぁ!と納得。百聞は一見に如かずです。

(訪問時はあいにくの曇り空…)
ここからル・コルビュジエ関連にも興味を持つようになり、スイスのラ・ショー・ド・フォン(彼の生誕地)、彼に影響を与えたガルダイア(アルジェリアの都市)、彼に師事した建築家オスカー・ニーマイヤーが計画の中核を担ったブラジリアの近代建築など、興味がつながって覚えられました。

 

私は直接テキストに全ての情報を書き込むタイプで、別途ノートは設けません。あっちもこっちも参考にするのが手間で、1冊で全ての情報を収めてしまいたいんです。もともと別途ノートにまとめるという時間が取れない(電車内で書き込みするのが苦手です…)ので、メモは全てテキストにまとめています。

↑こんな感じ。部族名がややこしくてテキストの余白にメモ。脳内でマインドマップを作成して(声に出してつなげていく)、言葉に詰まったらこのページを見直す。覚えられないときは、同じメモをいろんなところに書いています。何ページにメモを書いたか分からなくなってもどこか関連ページを開いたら辿れるようになっています。

3-1.試験前日
過去問を繰り返し解きました。
完璧に覚えることは叶いませんでした。過去問と同じような問題であれば必ず答えられるようにはなりました。細かい部分は曖昧で、部族名は把握しきれていません。場所も有名なところ以外、曖昧です。この辺りは地理が問われます。もとから地図が好きな人は問題ないかも。
ただ私の場合あと1日あっても現状と変わらないというのがはっきりしたので、自分ができる最大限のことをして当日に臨むこととなりました。

3-2.試験当日
2級の試験は午後からですので、午前中に過去問を一つ解いてから試験会場へ向かいました。
マークシートなので、マークミスをしないこと。
試験時間は十分ありますので、他の人が途中退出しようとも、気にせず、自分のペースで問題を解いていくことが大切です。
慣れない場所では緊張も相まって、思考力が低下しがちです。落ち着いて、ケアレスミスをしないように塗りつぶしていきましょう。

3-3.試験後と受検した感想
自分の得意分野や訪問したことのある場所はほぼ出なくて、本当に勉強力を問われたような気がします。
たまたま2019年の日本の新規登録物件は「百舌鳥・古市古墳群」で、考古学を勉強していた私は基本知識で解くことができる問題が何問かあり、助かりました。
試験後は間違った問題ばかりに気が取られ、落ち込みました…。
「試験」というものがとても久々だったので、とにかく疲れました。
そして勉強期間を通じて絶えず感じていた「細かい部分が覚えきれない」焦燥感が本番でもそのまま出てしまって、日頃の勉強がとても大事なんだなぁと改めて思いました。
疑問のアンテナを大切にして、「?」と思ったらそのままにせず、行動につなげる。調べる。理解してみようと思う。誰かに伝えてみる。納得する。曖昧にしない。時間があるときに思い出す。一つ一つの些細な思考の変化が新しい学びのきっかけになります。

私が世界遺産検定を知ったのは本当に些細なきっかけだったし、他の方々に比べたら仕事に活かせないし、旅にも出られないし、知識を活かせる場所はごくごく少ない。
それでもこの時期にこの検定を知って、実際に取り組んで、受検して、結果を残せて。
全て行動したから得られたもの。頭の中で考えて思うだけでは実現しなかったもの。

自分の引き出しがひとつ増えて、世界遺産に関する話題や部族のこと、歴史のこと、自然のこと、地球のことに反応するようになりました。これこそ学びの相乗効果ですね。試験勉強で終わらない知識。次につながる勉強。時間の使い方や通勤電車での過ごし方も自分の意識次第でプラスになる。何より、何かに頑張るって相当難しいことで、行動に移すのはより勇気のいることで、継続するのはもっと難しいことです。だからここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

最後に。
業務に全く関係のない試験に時間を費やすことに関して温かく見守ってくれた家族にとても感謝しています。
他にもっとやるべきことがあるかもしれないのに、私の意思を尊重してくれました。
私の行動を否定せず、ずっと応援してくれたから、集中して勉強に取り組めました。
そして。
私は世界遺産検定日までの過程を記録するためにツイッターでメモを残していたのですが、見ず知らずの方が「いいね」して応援してくれました。知らない誰かが知らない私を応援してくれる。SNSの素晴らしさを感じた時間でもありました。

このブログが世界遺産検定に興味を持って情報収集している誰かの役に立ちますように。

大阪市立東洋陶磁美術館で開催中の「竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション-メトロポリタン美術館所蔵」を見に行ってきました。
昨年から大分、東京、大阪の3会場を巡回している特別展です。

東京会場の記録はこちらからどうぞ
本展は、巡回会場の館蔵品とアビー・コレクションを展示する構成となっています。
竹工芸作品と館蔵品が並ぶと新しい視点が加わるように思います。
どのように館蔵品を選定しているのでしょうね。
組み合わせについて、どのような「基準」があるのでしょう。
館または担当学芸員さんの個性が生かせる場かもしれないという意味で、過去にとらわれず、新しい形(展示手法)を切り開いたような構成になっているように思います。
常に展示されて見ている作品が違った目線で見えるような気がします。

大阪会場の注目点は、大阪会場限定のインスタレーション作品です。
自動扉が開いた瞬間目に飛び込んでくる巨大作品で、心はウキウキすると思います。
インスタレーション作品を見て、あなたは何を想像するでしょうか。


↑インスタレーション(四代 田辺竹雲斎さん製作)


↑虎竹という竹を使用しているとのこと。


↑竹のしなやかさに見とれます。

個人蔵と記載されているので、これはアビー・コレクションではないですね。

インスタレーション作品を製作した四代 田辺竹雲斎さんの作品です。


↑最初の展示室の様子

奥二つはアビー・コレクションです(他会場でも見ました)。


動画では展示室の前半部分を紹介しています。
動画の続きの展示室から館蔵品との組み合わせ展示がされています。

https://www.youtube.com/watch?v=1CgN5KEPCQ4

 

 


インスタレーション作品の製作途中を幸運にも見ることができました。
製作過程を垣間見れるのは貴重だと思います。ラッキー!!


↑位置の確認?

動画内ではどのように組み込んでいくかをずっと思案されている様子を紹介しています。
タイムラプスにしたものの、動きがほぼないという…。
それほど最初の組み立て方は重要かつ難しいのでしょうね。
貴重な場面に立ち会えて本当に幸運でした。