The Present<現在> ~今日は過去からの贈り物~ -8ページ目

The Present<現在> ~今日は過去からの贈り物~

東日本大震災の被害に遭われた皆様の
ご冥福といち早い復興を願っています

4日の日曜日は先週の自分たちのように
一週間遅れで派遣されているチームが南三陸町と陸前高田市を視察
気仙沼は時々強い雨に見舞われましたが、今日はうす曇り
台風12号の被害に遭われた皆さまのいち早い回復を願っています。

さて、今晩施設に泊まり月曜はそのまま夕方まで勤務すれば派遣業務は終了
次に来るグループのための引継ぎ書と業務日誌の準備をしながら
衣類の洗濯などもして火曜からの通常勤務に備えることに
終わってしまえば早かった二週間ですが、やはり体にはかなり堪えます
こんな生活が既に半年も続く避難者の皆さんには申し訳ない話ですが

津波に遭った沿岸部は土台を残し何も無い状況、少し港から離れると
破壊された建物が並び、そして、瓦礫の山はここに暮らす方のみでなく
訪れる全ての人に脅威として映ります。
でも、宿舎近辺や避難所のまわりは既に日常を取り戻しており、少しずつ
復興に向かう努力はこれからまだまだ続いていきます。

話を聴く機会があった皆さんの、ひとりひとりの被災の状況や悲しみは
どれひとつ同じものはなく毎回胸が痛くなるような体験談ばかりです。
特にたまたまお会いした消防隊長さんは、亡くなった8人の消防士の方のことや
お年寄りを助けに戻って帰らぬ方となった消防団の方のこと
牡蠣のイカダを片付けていたところ目の前に15mを超えるような水の壁が迫ってきて
間一髪割れた並みの狭間を木の葉の如く漂い奇跡的に助かった親戚の方のことなど
苦渋に満ちた面持ちで訥々と聞かせてくれました

不思議なもので、救急隊の被害者の状況を示すタグは殆どが緑が黒
すなわち、亡くなった方以外は大きな怪我などはしていなかったとのこと
津波に遭った状況や、直前2階に上がって助かったなどという紙一重の行動が
生死を決めていたようです。

3月11日、震災の起きた日はそのまま仕事として近隣の地元の会館で一次避難所として
施設運営を任され、一晩眠れない緊張の時間を過していました。
いつか、遠くない将来に来る関東直下型地震の大きさは計り知れませんが
それに備える経験として今回の派遣体験を活かしたいと思っています

そして、忘れてはいけないこと
気仙沼市の被災者数(2日現在)
死亡者 1,012人
行方不明  395人
避難者   685人(24施設)

もっと、一日一日を大切に
それと、後悔のない人生を・・・なかなか難しいな
夕べの当直で気仙沼での宿泊は終了
今日到着する新しいチームが乗ってくるバスで
22時頃東京に向かいます
到着は朝の6時頃でしょうか

引継ぎ書もメールで送付して後は避難施設の方たちと
夕方お別れして一旦宿にもどり風呂に入って
荷物整理して・・・長いようでやっぱり長かったな二週間w

幸いに大きな余震はなく体感したのは4回程度
直下型の地震の場合、揺れる前に地鳴りがするそうなんですが
それは体験せずに済みました
天候も関東地区の猛暑やゲリラ暴風雨があった日でも
28度前後で扇風機で過していましたし台風の影響も高潮程度
ですんだようです。逆に東京や台風の被害に遭われた地域が
心配でしたし。

地震だけでなく、四国・山陽山陰や関西を襲った台風の
脅威を目の当たりにして、自然の猛威には人はなすすべが無いのか
と思ったりします。亡くなられた方のご冥福をお祈りします

さて、あと半日頑張ろう



気仙沼派遣も残り2日
今日は施設管理で少し余裕
PCが動く環境なのでちょちょっとよきゅさんのピグをお世話


本文はここから


空のレストランは流行ってるみたいですが
ちょっと大変そう・・・