映画大好き、オレンジ時計です！
今回紹介するのは、１９９４年公開の『ショーシャンクの空に』。
原作はホラー小説で有名な、スティーブン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワーズ』。
刑務所の人間関係を通じて、冤罪によって投獄された有能な銀行員が、腐敗した刑務所の中でも希望を捨てずに生き抜く姿を描いている。
『ショーシャンクの空に』
監督：フランク・ダラボン
脚本：フランク・ダラボン
原作：スティーブン・キング
制作会社：キャッスル・ロック・エンターテインメント
出演：ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン他
当初、脚本と監督は『スタント・バイ・ミー』をヒットさせたロブ・ライナーがオファーを受けていた。ライナーは主役にトム・クルーズ、準主役にハリソン・フォードを起用する案を提案していた。他にも脇役だが、ブラッド・ピットにもオファーしていたが、スケジュールが合わずキャンセルされている。
ダラボンはこのキャスティングを気に入っていたが、最終的には自分が脚本・監督を務めることの方が自分のキャリアにつながると考え、監督兼脚本を担当することになった。
あらすじ
１９４７年、若くして銀行副頭取を務めるアンドリュー・デュフレーン（ティム・ロビンス）は、妻とその愛人を射殺した罪に問われる。無実を訴えるも終身刑の判決が下り、劣悪なショーシャンク刑務所への服役が決まる。
ショーシャンクでは、長年服役する「調達屋」ことエリス・ボイド・レディング（モーガン・フリーマン）が何度目かとなる仮釈放の審査を受けていたが、その度に却下されていた。
噂通り、劣悪な環境であるショーシャンク刑務所であった。服役後初日、アンディ（アンドリューの呼び名）人の受刑者は、夜間取り乱してしまい、ハドリー主任刑務官たちに過剰な暴力を受けて死亡してしまう。ここでは、人権と言うものが存在しないのだ。
孤立していたアンディだったが、やがてレッド（レディングの呼び名）に声をかけ鉱物採集のために小さなロックハンマーを注文する。
それをきっかけにアンディとレッドは交友を始める。
他方、アンディは荒くれ者のボッグスの一味から性的行為を強要され、抵抗のため生傷の絶えない日々が続いていた。
１９４９年、アンディは屋根の修理中ハドリーの遺産相続問題を知り、作業仲間たちへのビールを引き換えに解決策を提案する。
ビールを手に入れ仲間たちから尊敬される一方で、ハドリーら刑務官からも一目置かれるようになる。
その後、ボッグスらがアンディを襲って全治１カ月の重傷を負わせるも、ボッグスがハドリーに半殺しにされて以来、アンディを襲うものはいなくなった。
退院祝いとして部屋に戻ると、レッドから「リタ・ヘイワーズ」のピンナップポスターが届けられていた。
やがてアンディは図書係に配置替えとなる。だが、その目的は、ノートン所長や刑務官の税務処理や資産運用をアンディに行わせるためだった。
元々有能な銀行員だったアンディはその能力を発揮する一方、名ばかりだった図書室の蔵書の充足のために州議会に図書館予算の請求を毎週届けるようになる。
州議会は、アンディの熱心な請求を受け入れわずかだが少額の寄付と古書をショーシャンク刑務所に送ってくる。
１９６３年、アンディが州議会にさらに送り続けた結果、年度毎の予算まで獲得し、倉庫同然だった図書館は囚人たちの娯楽と教養を得る場となっていた。
その頃ノートン所長は、囚人たちの社会更生を図るという名目で、彼らを野外作業をさせ始め、そのピンハネや土建業者達からの賄賂を受け取り始める。
一連の所内職員の金銭関係の管理を任されていたアンディは、ノートン所長からそのピンハネした金や賄賂の隠ぺい工作を依頼された。
アンディは「ランドール・スティーブンス」という架空の人物を作り出し、その多額の不正蓄財の金を見事に隠ぺいしていた。
アンディはこのままノートン所長の言うなりになり、ショーシャンク刑務所で一生を終えるのか。それとも…。
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是非ご覧になって欲しい作品です。
ではまた、次の映画の紹介まで、お楽しみに。
