今回紹介するのは、アメコミのマーベルコミックから刊行された『アイアンマン』を元に2008年に公開された実写映画です。
『アイアンマン』
20008年公開
監督:ジョン・ファヴロー
制作会社:マーベルスタジオ
出演:ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー他
この作品は、「マーベルシネマティックユニバース」シリーズ記念すべきの第一作です。
主演の「トニー・スターク」役については人選に難航し、数多くの若手俳優がリストアップされるなか当時43歳のロバート・ダウニー・Jrの名が挙がってきました。
制作スタジオ側は、ダウニーの過去の薬物問題から懸念の声が出てきましたが、オーディションで圧倒的な演技力でその主役の座を勝ち取りました。
あらすじ
巨大軍事産業「スターク・インダストリーズ」の社長であるトニー・スタークは、アフガニスタンで新兵器のプレゼンテーションのためにアメリカ空軍を訪れていました。
その時テロリスト「テン・リングス」の攻撃を受け、重傷を負いゲリラのアジトに拉致さてしまいます。
そして、同じように拉致されていた科学者:インセン博士によって治療をほどこされ胸に電磁石を取り付けられていました。
ゲリラの攻撃を受けた際、飛び散ったミサイルの破片が心臓近くに突き刺さり、電磁石で引き留めなければならなかったのです。
ゲリラから新兵器の製造を強要されたトニーは、秘密裏にインセン博士と熱プラズマ反応炉「アーク・リアクター」を完成させます。
アーク・リアクターを胸に接続し、さらにパワードスーツ「マーク1」を開発します。
インセン博士の犠牲のもとにゲリラのアジトを脱出したトニーは、無事アメリカに帰還できました。
トニーは、自社製品がゲリラの武器となり人々の命を奪い、また自らも傷つくという経験から、軍需産業からの撤退を宣言します。
そして、犯罪者やテロリストたちと戦うために新たなアーマー、マーク2を開発、さらに完成品のマーク3を作り上げます。
秘密裏に犯罪者やテロリストたちと戦ううちに、いまだ自社の兵器が戦場で使われているのに気づきます。
軍需産業から撤退したのにも関わらず、社内の何者かがゲリラと内通していると確信したトニーは、秘書であるペッパー・ポッツに内偵を指示します。
その結果、副社長であるオバディア・ステインの名前が挙がってきます。
そして以前から接触してきた「SHIELD」の捜査官:フィル・コールソンとともに、オバディアの計画を阻止するため行動を開始する。
その行動に気づいたオバディアはアフガニスタンで回収したマーク1をもとに自分専用のパワードスーツ:アイアンモンガーを開発。
激闘の末、オバディアのアイアンモンガーを打倒し撃退する。
この事件を契機に謎のアーマーを装着したヒーローは、「アイアンマン」と呼ばれるようになり、一躍有名になっていく。
周囲からはアイアンマンの正体は秘密にするよう要請されていたトニーだが、トニーは自ら「私がアイアンマンだ」と宣言するのでした。
見どころ
ゲリラに拉致されながらも、パワードスーツを開発したり、熱プラズマ反応炉「アーク・リアクター」を完成させるなど、窮地に陥ってもあきらめずに行動する場面は素晴らしい。
また、私費を投じてパワードスーツを試行錯誤しながら作り上げていくシーンは少しコメディタッチで面白かった。
社内を内偵するペッパー・ポッツの活躍も見逃せません。
最後の戦闘シーンは言うまでもありませんが、ラストシーンでの「私がアイアンマンだ。」というセリフは、後々大切なセリフになるので覚えておいた方が良いでしょう。
ではまた、次の映画の紹介までお待ちください。