数年前よりネットオークションで日本画「女性像」収集を始めまして、

たまたま気に入って落札した軸が同一画家で以後かれの作品を特に集める

ようになりました。

名前は「松本真砂雄」(1900~1964)大分県宇佐出身、20歳のとき上京

し伊東深水に師事するも2年で大分・別府にUターン。動機は妻を得たため

画業で生計を立てる目的であったという。当時別府は全国に名高い温泉湯治・

保養地であり富裕層が別荘を持ち、松本は彼らを顧客に画業活動したが

中央で名を上げようという野心は持たなかったようです。それ故に未だに

一地方画家の知名度にとどまっています。

これは私個人の趣味ですが伊東深水よりも好ましい。松本は生計のために

描いたけれど、手抜きなく情愛あふれる「はんなり」(京都弁で花のような)

とした女性~若女を多く手掛けました。下図の一幅もそのひとつです。

先入見なく良いものは良い、自分の感受性に素直でありたいものです。