アパシーとも呼ばれる。
このアパシーについて述べる前に、まずストレスと人間の行動についてを述べる。
ストレスという言葉は精神的重圧の意味で用いられることが多い。しかし原義的な意味や専門用語のストレスの意味は圧力とその圧力による変化を表す。張り詰められた弦を引っ張ってはなしたらその弦が元に戻る。このような一連の現象を広く一般にストレスと呼ぶ。ストレッサーといった場合に脳の原子の範囲の活動を指すこともあれば、人間生活における環境から受ける精神的重圧を指すこともある。このような意味の分化は前述したストレスという言葉の意味による。
人はストレスがあるから行動する。
ここで仮に人が一切のストレスから解放されたときにどうなるのかを考える。
すると、今まで行動の根源となっていた圧力がなくなってしまう。
すなわちどのような行動も不可能になると言い換えられることと気付くと思われる。
アパシーとは恒常的にかけられたストレスという行動要因の喪失に心身の認識が追いついていない状態を指す。それは身体機能の限界から病を引き起こしたときや、あるいは精神活動の限界によってストレッサーである環境から抜け出したときに引き起こりやすいと考えられる。