ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド | 秒速5センチメートルのblog

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秒速5センチメートル それは桜の花びらの舞い落ちる速度 そんな風にひらりひらり優しく揺れながら書いていたいかな。

本当のところ、まだ2月までに観劇した舞台の記事

アップし終えてないのですが・・・これだけ先にアップしないと

完璧に記憶が飛びそうなのでアップしました(笑)

だってねえ・・・メモすらも取れなかったのですもの😢

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド

 

色々と問題ありでなかなか幕が上がらなかった舞台。

私の中ではこの手の漫画、アニメ、ゲームからの舞台化作品

所謂2.5次元舞台が帝劇・・・というイメージが沸かず

帝劇ではそれなりの演出が難しい所もあったのでしょうね。

コロナ時は払戻になる舞台も沢山あり、舞台製作側として

かなりの大赤字だった事と思いますが、今回の舞台も

裏側は採算の合わない状態なのかも・・・などと

余計なお世話な気持ちにもなりつつ観劇しました。

 

私は正直なところこの漫画読んでないしアニメも

ちゃんと見た覚えはないのですがやはり東山義久さんと

松下優也さんのお名前に導かれてしまい(;^_^A

なのに・・・ああ~何てこと松下さんの日のチケが

取れず( ;∀;)・・・

 

1幕は主人公であるジョジョとディオの関係性を含め

物語の根底を説明しています。

ジョジョの父親とディオの父親との出会い、そして

謎の土仮面の存在。これらが後に起こる二人の息子達を

過酷な運命へと導いていくのです。

 

2幕はガラッと雰囲気が変わります。1幕が3次元であるなら

2幕はアニメの世界観、2.5次元 一気に非現実的な

場面が次々と展開されていきます。

けれど、原作をあまり知らない私としては、エピソードに

反復を感じてしまい後半のどんどん「人」ではなくなっていく

まもちゃん演じるディオのアプローチにもう少し変化が

欲しいと思ってしまいました。(まもちゃんの演技ではなく)

このお話でも出てくる切り裂きジャックもなんとなく新鮮味なくて・・・

(色々なホラーもののお話では事欠かない切り裂きジャックですから)

 

ヒップホップのYOUNG DAISさん演じる

スピードワゴンがストーリーをラップで語って下さいますが

これはなかなかおしゃれでした。

 

ジョジョ役有澤さん、私が彼を最初に観たのは2018年?

だったか7つの大罪、有澤さんのイメージはそのあたりから

始まっているのでハイキュウーや刀剣乱舞など近年でも

キングダムやのだめ等の舞台で拝見していたので

2.5次元舞台の人という感じです。そのせいか?今回の

ジョジョもお顔立ちがアニメチックに見えてました( ´艸`)

この役を優也さんもやっているのよね・・・どんなかな、と

イメージがいまひとつ沸かず・・・

でもやっぱり優也さんの歌声聴いてみたかったな。

 

この舞台で唯一の女性キャストであるジョジョの初恋の

相手エリナ役の清水美依紗さん、フィスト・オブ・ノーススター

以来です。本当に素敵な歌声なのでもう少し歌って欲しい

気もしました。

 

怪人と化したディオと戦う為にジョジョが身に付ける秘術を

伝授する者ウイルという人物を演じたのは東山義久さん。

呼吸によりエネルギーの振動を水面の波紋として起こすという

鬼滅の刃の様な・・・

怪人ディオの作り出すものは吸血鬼の世界観になっていて

太陽光が弱点なのですが「波紋の呼吸」は太陽光と同じ波動と

いう設定のようでジョジョは波紋の呼吸でディオと戦います。

謎のおっさん東山ウイル、ジョジョを助ける為最後は・・・

でしたが、東山さんが登場するたび一人にやにやしながら

オペラグラスでガン見でした(笑)

呼吸が繰り出す「波紋」を人間が演じる演出になっていて

なかなか面白かったです。言葉では説明できないので

是非観劇して確認下さいませ。

その波紋の中に工藤広夢さんがいた気がしました、多分。

 

二人の父親、コング桑田さんも別所哲也さんもめちゃめちゃ

しっくりでまた歌が素敵でした。何度拍手したいと思ったか、

なのですがセリフ終わりに間がなかったり次のシーンへの

かぶりになったりでタイミングが少なかった事が残念でした。

(時間の問題なのか? 以外に余韻を残すシーンが少ない)

 

そして、正直なところ私が思うに・・・今回の舞台

ディオ役のまもちゃんの存在なくては成り立たないのでは

ないかと、言っても過言ではないという気持ちでした。

どんどん変化し、憑依していくまもちゃん凄すぎです。

役者さんだけど声優さんでもあるので、声質、トーンを

しっかりと変化させていらっしゃるのでまさに、アニメを

普通に見ているような錯覚です。

出ずっぱりで動き回り歌って語って演じてなんてハイスペックな

存在なんでしょう(◎_◎;)

1回の舞台で何キロ痩せちゃう?くらいの体力勝負の様な

役だったと思います。

ワイヤーアクションもあり~のですが少なくても1回は

ご自分で演技しながらワイヤー外してらした。

やっぱまもちゃん、あんたすげ~よ!!と心の中で

拍手喝采の私でした。

 

ああ、それにしても客席はいつもとは違い、若い男性が

多くいらっしゃる。ジャンプやマガジンの舞台化作品には

あるある現象ですが、問題はこの手の普段は舞台なんぞ

あまり足を運ばないです~ましてや帝劇なんて~行った事

ないです~的な彼らの存在。

嫌な予感はしておりましたが、私の前の席の若い男性二人組

舞台なれしていないのありありで途中でしゃべるは、体は

前のめりにするは、常に落ち着かず体勢を変え頭は左右に動くはで、

東山さんをガン見している私のオペラグラスに何度も

前の男性の頭が入り込み真っ暗に(# ゚Д゚) 頭押さえつけて

やろうかと思ったくらいだわ! 

 

ってな状態だったので集中にも欠けメモとれなかったのです。

 

このお話はまだ続いているので、匂わせエンディングではありましたが

次回作があるのかどうか? と言った感じですかね。

ジョジョをあまり知らない私でも1幕で説明して下さるので

なんとなく理解でき、楽しめる舞台になっているので熱烈ファンの

方々にとっては2幕はテンション上がる作品なんだと思います。