たった5ヶ月で、また引っ越しになった。

場所は東京。と言っても、

住んだのは、川を渡った千葉県だった。


5年の2学期。そこで私は洗礼を受ける。



すぐに仲良くなれる子ができた。

その子は,ミニバスケット部が気になってる

とのことだったので、途中から2人で入部した。


クラブではなく、小学校からあった部活だった。


初めての運動部。

もちろん体を動かすことは好きだったし、

頑張ろっ!と思って入ったが、

途中入部ということと、転校生ということで、

なかなか馴染めず、先輩たちの対応も

冷たいように感じていた。


クラスでは、男子からのイジメが始まった。

机を蹴られたり、からかわれたり。


きっと昔の私なら追いかけ回しているだろう。

けど、できなかった。

その頃からか、以前の自分らしさみたいなものが

出せなくなっていた。

人の目が気になり、気に入られなきゃいけないと

自分をよく見せようとしていたように思う。


クラスも部活もそんな状態で苦しくて、

2ヶ月目に入った頃からか,

毎朝熱を測り始めた。


もちろん行きたくないから。


しかしなかなか熱は出なかった。


2週間経った頃、微熱だったけど熱があった。


やった!これで学校休める。と

喜んでいたけど、両親にはお見通し。

特に父。

私が『休む!』と言ったら、

外にランドセルごと連れ出され、

『行ってこい!』と一喝された。


やっと休めると思っていたこと、

父に放り出され、泣きながら学校に行った。


行きたくない、行きたくない。と思いながら…



だけど、今思うとあの時休んでいたら、

私は学校に行かないという選択をその後も

選ぶようになっていたと思う。

そうなってほしくないから、

父親は背中を押してくれたんだと思う。


私にはその選択肢が必要だった。



泣きながらでも行った学校は、

ある時を境に友達とも仲良くなり、

バスケットでも先輩関係なく、仲良くなった。



だけど、昔の無鉄砲で、

やんちゃな私ではなくなっていた。