保護すると餌やりさんに言ったものの私は全くの初心者です。色々段取りを組む必要があります。

触れない、人慣れのしていない猫の捕獲には捕獲器を使用し安全に捕獲ができます。

捕獲器は、お住まいの自治体・動物愛護センター・市役所・動物保護団体・動物病院などで貸していただけるようです。

私は神奈川県動物愛護協会さんで無料で貸していただきました。

また、飼い主のいない猫の避妊手術に協力してくれる動物病院を探します。近隣の動物病院へ片っ端から電話で確認するのが確実です。

横浜市は飼い主のいない猫に対して一匹5000円の助成金が出るにも関わらず、非協力的な病院が多いと印象を受けました。費用もとても高価でした。

避妊手術は、神奈川県動物愛護協会付属動物病院さんでしてもらうことにしました。メス一匹8000円、オス一匹5000円です。

横浜市内動物病院の相場は、メス30000円、オス20000円なので、どちらの病院が飼い主のいない猫の避妊去勢手術に理解がある、力を入れているのがわかります。



母猫のTNRと子猫の保護にあって、まず手始めにすべきことは何だろう?考えました。母猫が居たご近所さんへの聞き込みから始めました。飼い主のいない猫が生きていくためには、どこかで餌をもらっているはずです。この母猫はいつから居るのか。とにかく情報を集めないと。

聞き込みの結果、一件の餌やりさんを見つけます。2年程前から餌やりをするようになり、去年は子猫がカラスに襲われダメだったと…。なんて酷いこと。人慣れしていないので、触れない、捕まえられないということでした。現在子育て中ということも知らなかったそうです。放っておいても毎年出産し、子猫は死んでいく場所であるということが判明しました。餌やりは居るが、避妊手術をする気がない、ただ餌やりが居て、交通量も少ないのでリリースは可能だと判断しました。

餌やりさんには、私が母猫は捕獲し避妊手術すること、子猫は保護して里親募集することを伝えご了承を頂きました。



5月中旬頃、ポスティングのため歩いていると一匹の三毛猫に出会す。とても気になったのでしばらくの間観察していると、動きだし近くの一戸建てへやってきた。そこには、生後1ヶ月程の子猫が2匹いて三毛猫が近づくと顔を出して喜んでいた。

色々な考えが頭の中を駆けめぐった結果、母猫はTNR、子猫は保護して里親さんを探そうと思い立った。

偶然か必然かたった一匹の三毛猫との出会いが、これから始まるTNR、保護活動の第一歩になります。

まだまだ始めたばかりの素人で、段取りよく出来なかったり、効率的に動けないかったり、試行錯誤しながらですが、どなたかの参考になればと経緯や手順をブログに残せていければと思います。