2018年10月5日朝仕事に行く準備をしていると電話が鳴った。
両親が入居している施設からだった
「お父さんの○○さんが意識がなくこれから救急搬送 します。直接病院に向かってもらえますか?」
との事だった。
父はそれまでにも何度か救急搬送されている事があり今回も数日入院すれば元気になって帰って来れるだろうと考えていた。
昔から危ない目に遭っても命を落とす事なく85年生きて来た父。
山菜採りにに行き山で遭難したり、貧血で倒れ大怪我したり、病気で大手術をしても持病が悪化しても復活してきたのだから。
だけど病院に着きしばらく待っていると先生から
「クモ膜下出血でした。処置はしましたがいつどうなるかは分からない状態です。」
と説明された。
それでも私は父はまた驚異の復活をするに違いないと思った。
これまでもビックリする位元気になって帰って来てくれていたから。
倒れる2日前に施設に孫を連れて行った時は元気に孫と遊び、同じ施設の入居者さんや職員さんに嬉しそうに孫を見せて歩いていた父。
母に聞くと朝食を済ませ部屋に戻り2人でTVを観ていたとき後ろのベッドに横になっていた父の足が母の肩にだらんと落ちて来て異変に気が付いたらしい。
苦しいとも痛いとも言わず静かに
親がこの世から居なくなるなんて…
いつまでも親は居るものだと思っていた…
いつかは永遠に別れる時が来るはずなのに…
だけど確実に親は歳をとり身体は衰え小さくなっていた。
だけど…きっと父はすぐには逝かないと何故かそう思った。
今回も頑張ってくれるだろうと…