現場に行く途中、最近テレビでもよく見る八ッ場ダムでも
行っている『やじろべえ工法』を見かけます。
この工法は、ドイツが特許を持っていて『デイビダーク工法』というそうであります。
工法としては、支柱を建てそこから左右の橋脚部分のバランスをとりながら伸ばしていき、それぞれの橋脚から伸びてきた腕を連結して一本の橋桁を完成させます。
このやじろべえは、一見コンクリートの腕を伸ばしているだけに見えるかもしれませんが、コンクリートを3m程度打設しては、ピアノ線の束を内部に通して強力に腕の両端を引っ張って、張り出しの構造を維持しています。
このやじろべえの腕の先端についている屋根つきの櫓のことを
移動作業車といい、コンクリート打設時の足場や型枠を丸ごと吊るして支える仕組みになってます。ちなみに櫓の重量は片方で100t程度あります。
以上簡単ですけど・・・
政権交代もあって、この先このような高度技術を結集して行っている事業はどうなるんでしょか?
ムダ、ムダとは言ってますが、ムダの中にも有効なものはあるはずです今一度精査し、慎重かつ大胆にやるべきではないでしょうか?