京都非公開文化財特別公開
昭和40年に始まった文化財愛護の普及啓発事業
文化財を公開することにより、市民あるいは広く国民的な活用に資し
且つそれに基づいて文化財愛護の関心を高めるという趣旨のもと
春・秋の年2回開催している
「文化財保護強調月間」並びに
「文化財保護強調週間」に協賛する事業で
全国各地から拝観者が訪れる京都の恒例行事となっている
初めて訪れた場所は~法然院
法然が弟子住蓮・安楽とともに六時礼讃を勤めた旧跡で
1680(延宝8)年に知恩院第38代門主万無上人が再興
浄土宗内の独立した一本山でしたが、1953(昭和28)年に
浄土宗より独立し、単立宗教法人となった
二十五菩薩を象徴した25の生花の散華が行われる本堂
狩野光信筆襖絵(重文)が伝わる書院など特別公開
山門が見えて来ました
茅葺きの屋根の上に生える苔がいい感じ
山門を入ると両側に白い盛り砂があり
水を表わす砂壇の間を通ることは
心身を清めて浄域に入ることを意味している
1681年(延宝9)5月に客殿造りの堂宇がまず完成し
1688年(貞亨5)再建の時、佛殿と拝殿を別設
堂内には、本尊阿弥陀如来坐像のほか
観音・勢至両菩薩像、法然上人立像、萬無和尚坐像を安置
本尊前の須弥壇(直壇)上には
二十五菩薩を象徴する二十五の生花を散華している
方丈庭園
阿弥陀三尊を象徴する三尊石が配置された浄土庭園
中興以来、清泉「善気水」が絶えることなく湧き出ている
こちらは中庭
温かいお茶を飲みながら~お庭を見てほっこり
墓地には著名人の墓が数多くあります
小説家の谷崎潤一郎のお墓があり、手を合わせて来ました
小雨の降る中
普段見れない文化財を見ることが出来て良かったです