11月の日曜日、久しぶりに鎌倉に行ってきました。
いつ行っても観光客が多い鎌倉ですが、この日は穏やかな秋晴れで、駅前はいつにも増してたくさんの人で賑わっていました。ちょうど七五三のシーズンだったこともあり、晴れ着姿のちびちゃんたちをあちらこちらで見かけ、なかなか華やかでした。
駅近くのおそば屋さんで腹ごしらえをした後、超混みの小町通りを避けて若宮大路から鶴岡八幡宮へ。通りには人力車のお兄さんが客待ち中。カメラを抱えた外国人も目立ち、ここが観光地であることを実感させられます。本当はそろそろ紅葉してるかな~なんて期待していたのだけれど、11月半ばで2割程度。年々紅葉の時期が遅くなっているようです。
と、人だかりができているので、何かと思ったら・・・
白無垢の花嫁さん発見!
本殿手前の舞殿での挙式なので、観光客がみんな取り囲み、参列者はまるでパンダ状態。これぞホントの人前結婚式だな。
式終了後は本殿をバックに集合写真のようで、新郎新婦は人力車に乗り、ポーズをとってました。なかなか面白い趣向です。
ところで、神前結婚式で行なう「三々九度の盃」ってどんな意味があるんでしょう?
考えたこともなかったのでちょっと調べてみました。
三々九度の盃(さかずき)は、婚礼の際に新郎新婦が取り交わす夫婦がための儀式で、三組の盃を用意し、ひとつの盃で三度ずつ酒を注ぎ、新郎新婦は、一盃を一度に飲み干さず、三度に分けて飲みます。つまり三組の盃を三度ずつで三々九度にするということだそうです。この由来は、三は天地人をかたどっためでたい数で、数字を陰と陽に分けると奇数を陽とするため、九はその最上の数であるため、めでたいものとめでたいものを合わせて、この上なくめでたいこととし、三三九度という数字をあわせたもので、江戸時代より一般的に行われるようになったそうです。
ふーん、そうなんだ。
別に知らなくても困らないけど、知ってると少しは違う目でこういう儀式を見ることができそうです。
帰りがけに、定番のお土産「鳩サブレー」をゲット。
それにしても、まったく知らない人の結婚式ではありましたが、幸せのおすそ分けをしてもらって、心がほんわかなごんだ鎌倉での1日でした。