年末から昨日にかけて読んだ本が佐藤愛子著の「老い力」
佐藤愛子さんの50代から80代の「老い」に関するエッセイ。
人間いつか必ず死を迎える、ならばその最期をジタバタせずに迎えたい。
とても、現実的な内容で、思わずクスッと笑ってしまうところや、ほんまにそうやな~と納得するところのある本でした。
まず、私がこの本を選んだところに、同じ感性があるということですね。
私は自分は「生きている」というより「生かされている」と思っています。
自分の身体でありながら、心臓は勝手に動いてくれてるし、呼吸だって無意識でしています。
それが止まれば死んでしまうのにです。
内臓の位置も解剖図で見て、こんな風になってるのか・・・と。
風邪を引いておこうと思っても自分では引けない。
引く必要がある時に自然に引いて来るもの。
だから、風邪は身体に任せ、薬で症状を抑え込まない方が良いのです。
身体のことは身体に任せるしかない。
頭で色々考えても、それはしょせん意味のないこと。
死を迎える時が来るまで、与えられたこの身体と折り合いをつけながら、いじらず、痛めず、いたわりながら暮らしていきたいと思います。