前回バイトをする理由のお金について書きました↓

 

 

 

 

今回は少ないながら、お金以外についてもバイトをしたい理由があるので

続けて書きたいと思います

 

結論から言うと、謙虚な人間でいたい、そういうことです

 

なぜバイトをすると謙虚でいられるのか

もちろんバイトをすれば謙虚になれるとは限りません

 

どちらかというと今のバイトよりも、その前にしたバイトのことが強烈に私の人生を変えました

 

その前というのは昨年の6月~8月くらいまでにした派遣のバイトです

当時5月くらいに前の会社を退職し、そして今の会社に勤めだすのが9月の下旬と決まっていたので、簡単に言うと暇だったので派遣のバイトをしました

 

私はビックリしました、有名な会社の店長だったことを誰も知りませんが、

それを踏まえても、現場での最初の挨拶から結構雑な扱いだったのです

いくつかの現場に入りましたが、

派遣バイトってだけでこんなに下に見られるのか、そう感じました

 

正直、「お前絶対俺より稼いだことないやろ」って心の中で思いました

私もたいして稼いだことはないのですが、日本の給料事情を聞くに、

それよりも100万以上多く貰っていたので、変な自信がありました

 

外に出ればただの31歳の何者でもない人間

心の中では分かっていましたが、実際にそういう扱いを受けると

衝撃があったのです

 

よく考えれば普通のことですが

少なからず私は調子に乗っていたのでしょう

 

そしてその中でも、私は空き缶とペットボトルの仕分け作業のバイトに別の意味で一番の衝撃を受けました

1日だけでも良いのが派遣バイトの良さですが私はそこに何回も行きました

扱いがひどかったからではありません、むしろ今までより良かったです

 

仕事内容を簡単に説明すると

自動販売機の横にあるゴミ箱を回収して、

中身を全部ラインに流し、

瓶・缶・ペットボトル・燃えるゴミ・燃えないゴミに分別していきます

この分別作業の部分をバイトでしました

 

この仕事で、日本はクリーンな街だとか、ちゃんとしている、

そんなことを思わなくなりました

この仕事をしている「人のおかげで」そう思われているだけだと感じたのです

 

まず、仕事内容で既におかしいことを言っているのがお分かりでしょうか?

自販機の横に燃えるゴミ・燃えないゴミ入れなんて普通置いてないですよね?

実際めちゃくちゃ入ってます

 

おにぎり・バナナの皮・透明パック・何に使うか分からない鉄・電池・スタバのカップ・タバコ・赤ちゃんのおしめ・パックの飲料・チキンの骨などなど

あげればきりがありません

 

鉄も結構入ってます

鉄製で、私の腕の長さくらいある何に使うか分からん物も何回も見ました

 

おかしくないですか?

缶・ビン・ペットボトル入れですよ?

日本が綺麗?

ほんとに違う、ゴミ箱があるのでそこに入れられ、街に散らかっていないだけ、

それを分別している人がいるから綺麗に保たれていると思われているだけです

それを分別するのもそこで働いている人たちの仕事ではないのか?

と言ってくる人もいるかもしれませんが、じゃあ1回やってみろよって思ってしまいます、めちゃくちゃ大変でした

 

それにペットボトルですが、

・中にまだ飲料が残っているもの

・ゴミが入っているもの

これらはリサイクルに直接まわせないそうで

別のカゴに入れます

 

缶はスルーして、ビンとゴミとペットボトルを仕分けしていきます

さらにペットボトルは中身がまだあるものとゴミが入っているものにさらに分けます

 

これを90分1クールで1日4回やっていました

 

まず衛生環境が悪い、ゴミを集めているのでゴミ箱の中にいる感じです

何より臭い、汚い

そしてキツい、ずっと腕を動かしっぱなしなのでめちゃくちゃハードでした

筋肉痛に普通になります

もう暑い時期だったので、1回熱中症になりかけたか、もしくはなってました

手が止まってボーっとしていたそうです

私はこのことを覚えていません

立って気を失っていたのかもしれません

 

こんな環境のため従業員も集まりません

なんと半分以上の方が障がいをもった方たちでした

 

そこに私は何度も行きました

自分の知らない世界がそこにはあったのです

 

私はこのバイトをする直前まで前職では威張っていたので、

エアコンの効いた清潔感のある部屋で、ふんぞりかえって後輩に指示をし、

あーだこーだ文句を言って家に帰る、という生活をしていました

 

仕分けのバイトは私を完全に目覚めさせました

自分が何もこの世に貢献していないこと

何者でもないこと

 

失礼な言い方かもしれませんが、底辺な仕事です

 

けどこの人たちがいるおかげで、私たちがサボっている分別という仕事や、

そしてゴミという誰もが触りたくないものを処分してくれているのです

 

話は変わりますが、日本にはあと30年くらいしか時間が残されていません

何の時間かというと、ゴミの埋立地が満杯になる時間です

埋立地を作れば良いのでしょうが、誰もゴミの近くに住みたくないので

埋立地を作ることも難航しています

 

リサイクル場のお客様と最近出会ったのでこのことを聞いてみましたが、

ホントだそうです

けど改善策は明確らしいです、正しい分別です

ほんとにちゃんと分別をすれば、ゴミを灰にして埋める必要がないそうです

ロジックは分かりませんが、そういうことらしいです

 

話を戻しますと

そのリサイクル場を経験したことで、

以後私の人生で、バイトができる環境なら何かしらしたいと思いました

皆様のおかげで私たちがいる、

そう謙虚でいるためです

 

この経験を忘れないためにも、地位が低い場所で働くことは

私にはとても意味があると考えました

 

今働いているドラモリでも、最初のころは10個も下の学生さんに注意をされました

今までの私ならきっと何かしらの抵抗をしていた小さい人間だったかもしれません

けど、一言すいません気を付けますで終わることができていました

 

間違ったことをしたら、地位も、収入も、年齢も関係なく謝罪する

当たり前です、これを素直にできるようになりました

 

お金以外にもわりとやって良かったと思っているので

もし副収入が欲しいのであれば、やってみるのも手かと思います

 

 

 

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