1月のコロナ第6波の時の話です。
私の職場にも波が到来し、同僚が罹りました
同僚Aさん。ご夫婦で罹り、療養期間を終えた後の久しぶりの出勤だったのですが
「すみません。来週に再度お休みを頂きたいと思ってます。」と。
理由を聞くと…
コロナ療養期間中に奥さんのお父さんが亡くなったというのです…。療養期間中だった為、お通夜にもお葬式にも出席することができず。
療養期間が明けたので、奥さんの田舎に帰り、手を合わせてきたいと。
ただ実家が遠方の為、土日を挟んでの有給休暇が欲しいのですと。
何日もコロナで休んだ上に、また休むことになって、迷惑かけてほんとに申し訳ないと。
職場の何人かも、この話を聞いて泣いてました
こんな悲しいことって…。ありますか…。
迷惑なんかじゃない…。申し訳なくなんかない…。
帰宅して夕飯の準備をしながら、夫にこのAさんの話をしたのです。
話しながら泣きそうになったのですが、夫の反応がない⁉️
聞いてなかった
と思って夫の方を見てみると
泣いてるーーーーー
鼻水たらして、咽び泣いてるーーーーー
「コロナさえなかったら…。
人生の最期のお別れを出来なくしてしまうんや。
こんなことって…悲しすぎる。
Aさん夫婦、ゆっくりお別れしてきて欲しいな。ただそれだけやな。」
会ったことない妻の同僚のことに、涙しながら話す夫。
ありがとう。
夫の優しさに何度も心が救われています。
そして早くコロナが落ち着きますように。