寄生獣 ☆☆☆☆★ | 東城裕のblog

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寄生獣


『寄生獣』(きせいじゅう)は、岩明均の同名漫画を原作とする実写の日本映画。2部構成の作品であり、第1部にあたる『寄生獣』は2014年11月29日に公開され、第2部にあたる『寄生獣 完結編』(きせいじゅう かんけつへん)が2015年4月25日に公開された。wikiより


素晴らしい。昨年から期待はしていたがほとんど忘れていた。
先日のTV放送を観たが、このクオリティは一体なんだ?
脚本が素晴らしいのは当然として、映像も演出も演技も良い。

泉新一役の染谷将太さんも素晴らしいですね。
見た目は全く泉新一ではないが、彼に高揚する程圧倒された。

【脚本】
原作は数ある漫画の中でも秀逸な作品であると個人的には思っているが、ここまで雰囲気を保ったまま実写で再現出来るとはとても素晴らしいですね。
原作よりかなり端折ってはいますが、原作を読んでいる者には「ここでこれに繋げたか」等、面白い見方が出来ました。残念ながら新一の父親は登場しなかったが、新一と母親のシーンは感慨深い。

【演出】
実写は期待はずれになる場合が多いし、更に原作の秀逸さがある為かなりのハードルであったろうと思われるが期待を凌駕するクオリティに仕上がっていますね。
ミギーに対する質感は作り物っぽさがあるが、それが逆に原作に近い印象だった。
映像も良い。

【キャスト】
重要な登場人物の配役が豪華ですね。
個人的には全く文句が出ない配役でした。

【総評】
評価:☆☆☆☆★
日本の映画でここまで高揚させられる映画は久しぶりに観ました。
作品は2014年ですが自分の観た映画では2015年中では今のところトップですね。
ゴア表現も多少ありますが、残酷なシーンは殆ど無くそれでいてしっかりと恐怖が伝わってくる映画でした。やっぱり原作を5~6回(記憶では)以上読んでいる為、頭の中で全てのシーンが補完され不思議な感覚で観られました。

第二部の「完結編」も既に劇場公開されている様ですが、とても楽しみですね。