日本の七十二候を楽しむー小寒(しょうかん) | あなたの人生をトータルで応援します

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心を伝えるマナー講師の藤原優子です。


この季節1月6日~1月20日頃を
二十四節気の二十三節気
しょうかん(小寒)といいます。
この日から節分までの約30日間、「寒」の季節に入り
寒中見舞が出されます。
一般的に1年で一番寒いといわれる大寒(1月20日頃)よりも
寒い時も多いようです。
お正月も一段落して、七草を過ぎれば
非日常であるハレの時から普段の日々に戻ります。
そんな緩やかな雰囲気のある時です。


和の暦には季節の情緒が溢れています。
一年を二十四の季節に分けた
二十四節気
用いて、季節の移ろいを表しました。

さらにそれを三等分した
七十二候があります。


第六十七候(1/6~10)乃栄う(せりすなわちさかう)


芹がすくすく生える頃という意味。
実際に生えてくるのは、もう少し先。
七草の陽も迎えますが、こちらも生えているのは限られます。
七福神詣や、遅れた初詣に出掛けるうちに
お正月ムードもおしまいですね。


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七草爪
   七草を浸した水に爪を漬けてやわらかくしてから切ると
   風邪をひかない、病気にならないという
   無病息災を願う風習
七草がゆ
   正月7日に春の七草を入れたいかゆをいただく。
春の七草  
   芹(せり)・薺(なずな)・御形 (ごぎょう)・繁縷(はこべら)
   仏座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ) 


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第六十八候(1/11~15)水泉温かを含む(しみずあたたかをふくむ)


鏡開き、十日戎、左義長と、まだまだ新年の行事が続く。
普段の日々に戻るべく、気持ちを整える頃。
季節は寒さの真っただ中で、吐く息が白い!
土の中では凍っていた水分も少しずつ緩んでいます。


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鏡開き
   神様へのお供え、鏡餅には神様の力が宿る。
   おさがりを分け合っていただき、1年の力とする。
   ※神様の力のご縁を切らぬように、包丁は使わない。

小正月
 
 元日を「大正月」と呼ぶにに対していう。
   女正月ともいう。


小豆がゆ

   小豆かゆをいただいて1年の邪気をはらう。
   小豆の赤い色には魔除けの力があると信じられてきた。
   小豆汁には、利尿作用があり、むくみのある人
   朝、瞼のはれやすい人に効く。

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第六十九候(1/16~20) 雉始めて雊く(きじはじめてなく)


雉に恋の季節が訪れて鳴き声を立てる頃という意味。
一年で最も寒い時期に入ります。
剣道や柔道やその他の武道の寒稽古に行く
子供たちの姿がきりりとしていて、
こちらも身が引き締まります。

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二十日正月
    1月1日は「男正月」
    1月15日は「女正月」
    1月20日は「奴正月」と呼んでいた。
    神様がこの日帰られるという。
    ※ 麦飯にとろろ汁をかけて食べたり、
        お供えものを食べたり、お正月行事の締めの日。

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美しい日本の四季を感じて暮らすこと。 


豊かな季節の中に幸せを感じられますように・・・。